熟年夫婦と赤灯台と兵市島と、
慌てて撮ったので非常に画面が不鮮明です。
ここひょっとして、と思いました。以前ここで撮影の休み時間に遭遇しました。このCMを撮っていたのですね。
不思議義なことに、何の根拠も無いのに、いつかきっとその作品に遭えると思っていました。主演はこの人です。
偶然行き当たって、好いなあと思ってその後時々覗くこのタカラ湯が、他の人も好いなあと思ってこの映像になったのでしょう。
感性が同じ人が居た!そのことが嬉しいです。
その撮影風景はこちら。
故郷は漆器で栄えた町ですが、現在は多くの家が廃業しています。主な理由は後継者不足です。
どの家も大きな住居と蔵を持っています。その家々が好い雰囲気を醸し出している街です。
この家は数年間「売り家」に出されていました。廃業した漆器屋です。
玄関先の扱いが変わりました。
新しい居住者のセンスでしょう。
好いです。
この町でも特徴的な蔵です。
家業は辞めても管理はしっかりしています。
好きな蔵です。
白壁はオーソドックスな漆器蔵です。
アシメトリーの屋根が好いです。
大きな住宅と蔵を持った漆器商は一つの纏まった地区に集中しています。
今でもきちんと家の管理をして、今でも住んでいる家が多いです。
この店が現役の漆器屋です。
そしてこの家も現役です。
小・中学校の同級生の家です。
彼女の弟が跡を取りました。その後継者がいるのでしょうね。
・・・聞くところによると、紹介した最後の2軒だけがこの町で営業している漆器屋だそうです。あれほど羽振りが良かった地場産業が存続の危機です。
最盛期の空気を体感していて、やがて滅ぶと知った者だけが分かる美しさってあると思います。