写真1 水稲苗は、苗代から抜き取り、まず一握りずつ束ねる。次に数束をまとめる。
写真2 水稲苗の根を洗い、振る。泥水が飛ぶ。
写真3 泥水が顔にかかり、ぬぐう。
写真4 水稲苗取りは女性の担当。犂を使う田起こしは男性の担当。
写真5 水稲苗を取る女性2人は母親と娘の親子か?
写真6 水稲苗を放し飼いの水牛などから守るために、有刺鉄線と枝付き竹で苗代を囲う。
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ラオス人民民主共和国(以下、ラオスと記す。)の一部地域では、田植えの前に、水牛がスキ(犂)を牽いて田を起こし、次に水牛がマグワ(馬鍬)を牽いて田起こし後の土塊をドロドロに細かく砕く。同時に、田植え苗が準備される。
母系家族社会のラオスゆえ、写真の水稲苗を取っているのは母親と娘で、犂を使っているのは婚入の、いわゆる婿さんか?
水稲苗を水牛などから守る枝付き竹に、自然環境を活かし、経済条件に適応する農民の努力と工夫を、ラオスの農耕文化の一端を知る。
引用・参考文献等:*当ブログ2011年6月25日版・ラオス人民民主共和国の犂と犂耕、*同2011年7月10日版・ラオス人民民主共和国のマグワとシロカキ
執筆者:有馬洋太郎 撮影者:シスラス ボアカム 撮影年月日:2011年6月19日 撮影地:ラオス・サバナケット県アツサパントング市ドンヘン村