

写真2 シロカキを後方から撮る。

写真3 木製のマグワ(馬鍬)。最下部の櫛のような9本の歯で土塊を細かく砕く。

ラオス人民民主共和国(以下、ラオスと記す。)のシスラス ボアカム氏が、同国のマグワ(馬鍬・写真3)とシロカキ(代掻き・写真1・2)を撮り送ってくれた。ラオスも機械化が進み、写真のようなマグワとシロカキは少ない。日本では、現在、博物館で見るしかない。
機械化前の水田は、田植えの前、牛や馬に牽かせた犂で耕し起こした土塊でいっぱい。そこに水を入れ、土塊を牛や馬に牽かせたマグワでドロドロに細かく砕き、田面を均し平にして、水が万遍なく行き亘り、手植えしやすいように整えられる。
引用・参考文献等:当ブログ2011年6月25日版・ラオス人民民主共和国の犂と犂耕
執筆者:有馬洋太郎 撮影者:シスラス ボアカム氏 撮影年月日:2011年6月19日 撮影地:ラオス・サバナケット県アツサパントング市ドンヘン村