写真1 2段花のうち、上段は3裂の雌しべ(柱頭。白地に紫斑紋があり、先端は2裂)と6本の湾曲雄しべ
写真2 2段花のうち、下段は3枚の外花被片(幅が広い)と3枚の内花被片
写真3 ヤマジノホトトギスの株
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毛越寺の整備された外縁林
初めてみる花、2段花、ひっそり咲く
ホトトギス(弊ブログ2010年12月03日)に似る
その名はヤマジノホトトギス
本種は山地に生える多年草
高さは30~60cmになる
北海道南西部から九州に分布
葉は長楕円形で互生
葉の先端は尖り、基部は茎を抱く
茎の先端と葉の脇(葉腋)から毛の生えた花柄を出す
白地に紫斑紋のある花を1~3個つける
花被片は6枚で平らに開き、下へ反らない
花期は8~10月
学名:Tricyrtis affinis ユリ科
引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』(株式会社 山と渓谷社 1983年)610頁;ヤマジノホトトギス
*岡山理科大学植物生態研究室(波田研)HP・植物雑学事典;ヤマジノホトトギス
執筆・撮影者:有馬洋太郎
撮影年月日:2012年09月03日
撮影地:岩手県平泉町・毛越寺