おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

美味い!! 秋の枝豆 ・ 小糸在来  その復活振興に普及指導員あり

2011年11月20日 03時35分01秒 | 農業

写真1 東京市場でも好評の枝豆、小糸在来(こいとざいらい)


写真2 「JAきみつ 味楽囲(みらい) おびつ店」に貼られた小糸在来の枝豆レシピ・茹で方


写真3 小糸在来を使った豆腐


写真4 小糸在来の加工品は豆腐だけではない、焼酎、豆乳、どらい納豆などもある


写真5 小糸在来の加工品を販売する「JAきみつ 味楽囲(みらい) おびつ店」


写真6 「JAきみつ 味楽囲(みらい) おびつ店」に貼られた「小糸在来」商標登録のお知らせ


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 枝豆は夏だけでない
 秋のビール、酒のつまみに絶好の枝豆がある
 その名は小糸在来(こいとざいらい)

 千葉県君津市の小糸川流域で昔から田のクロ(畦)などに栽培されていた大豆
 甘味が強く、芳香のある伝統の在来大豆
 7月上旬に播種し、10月中旬~12月上旬に収穫される
 10月中旬から11月上旬は枝豆として
 11月下旬から12月上旬は乾豆、いわゆる大豆として

 この小糸在来を普く食べてもらうために、地域興のために、「小糸在来愛好クラブ」が組織された
 地元有志が農協(現JAきみつ)、農業や生活の改良普及員(現君津農業事務所改良普及課の普及指導員)などといっしょに
 栽培技術を磨き、加工食品を開発し、枝豆、乾豆(大豆)、豆腐などを販売するようになった

 「小糸在来愛好クラブ」(事務局:JAきみつ営農課)は厳格
 種子を維持・統一し、確かな品質の豆を栽培できる農業者だけの組織
 クラブ員が栽培する大豆と枝豆に適用できる商標として「小糸在来」が2005年10月28日に登録された
 商標登録番号:第4903986
 小糸在来を使用する加工品は商標「小糸在来」を使用・表示できる

 この一連の活動を支えたのが上記の改良普及員・普及指導員
 栽培技術や加工技術の専門家・スペシャリストとして、ファシリテーター・コーディネーターとして支援
 クラブ立ち上げ、栽培技術向上、枝豆及び乾豆(大豆)の販売促進、加工品の開発・販売促進、商標登録などを支援

 引用・参考文献等:http://www.koitozairai.com
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2010年10月15日 撮影地:千葉県君津市
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衣服にくっつくと厄介 コセンダングサの種

2011年11月19日 11時06分00秒 | 植物

写真1 コセンダングサの黄の筒状花と球状に開く多数の棒状種子


写真2 球状に開いた細長い棒状の多数の種子  先端の3~4本の逆棘で衣服などにくっつく


写真3 コセンダングサの黄の筒状花、鋸歯(葉縁の切れ込み)のある葉
 

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 秋冬の畦や野を歩くと、ズボンなどにくっつく棒状の茶黒い棘
 取り除くのに手間取る

 そのような棘をもつ草の一つはシロノセンダングサ(弊ブログ2011年10月25日
 本日は2つ目、コセンダングサ

 本種・コセンダングサは花が落ちると、細長い棒状の種子(果実・痩果)を球状に多数開く
 種子の先端に3~4本の逆棘をもつ(写真1・写真2)

 種子は上記のように人間の衣服や野生動物などにくっつき散布される
 これを「動物散布」と呼ぶ

 本種は熱帯から暖帯に分布する1年草の帰化植物
 花期は9月~12月
 筒状花だけで舌状花はないのが一般的(写真1・写真3)

 学名:Bidens pilosa キク科
 引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』85頁 株式会社 山と渓谷社 1983 *岡山理科大学植物生態研究室(波田研)HP・植物雑学事典;コセンダングサ 
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真3;2011年10月30日 写真2;同年11月20日
 撮影地:写真1・写真3;千葉県佐倉市、写真2;同県君津市 修正:2011年12月04日
 
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今風の落花生脱莢-トラクター・商人-

2011年11月18日 04時47分30秒 | 農業

写真1 トラクターで脱莢器を回す商人クルー


写真2 台量り、莢袋、莢袋をかける鉄枠 奥にボッチの下に敷いてあった籾殻


写真3 予備のトラクターと脱莢器


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 2011年11月13日、茨城県龍ヶ崎市の女化神社から霞ヶ浦へ向かう
 途中、落花生脱莢作業に遇う

 25分ほど前に見た1世代前の脱莢装置(弊ブログ2011年11月17日)とは違う
 すなわち、歩行型耕耘機を活かすのでなく、トラクターを活かす今風の脱莢装置
 歩行型耕耘機を活用する男性が指摘したトラクター活用
 運よく早速出会うとは驚き

 作業クルーは5人
 作業せず脇で監督する人
 落花生束を脱莢器にかませる男性1人
 脱莢器の周りで残渣を処理する女性2人
 扱ぎ外された莢を集め量る男性1人

 台量り、莢袋、莢袋を下げて莢を入れやすくする鉄製枠
 2台目、予備のトラクターと脱莢器
 これら道具と作業者構成は、傍からどう見ても、農民家族でなく、商人クルー

 専業農家が少なくなった今日、商人クルーが落花生畑で脱莢せざるを得なくなったのであろう

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年11月13日 撮影地:茨城県牛久市
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1世代前の落花生脱莢装置

2011年11月17日 05時36分43秒 | 農業

写真1 歩行型耕耘機からベルトでエネルギーを送り脱莢器のドラムが回る


写真2 脱莢装置を斜め前方から撮る


写真3 脱莢装置を前方から撮る


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 青ネットに囲われた落花生ボッチ(弊ブログ2011年11月16日)を県道48号から撮る
 なにやら、畑で造作中
 なにかなー、あっ、そうか、落花生の莢取りか、と思いつつ小走りに近づく

 造作中の男性に聞くと、案の定、莢取り装置(写真1~写真3)
 また、次のように教えてくださる
   これは40年前から30年前のもの、今はトラクターでやってる
   あと3、4年で落花生作りを止めるから、これを使ってる

 すなわち、この装置の動力源は歩行型耕耘機
 現在、多くはトラクターが動力源

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年11月13日 撮影地:茨城県牛久市
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常陸台地の落花生ボッチ  青ネットで囲われる <鳥獣害11>

2011年11月16日 05時34分46秒 | 農業

写真1 県道48号から望む落花生ボッチ。青ネットで囲ってある


写真2 ボッチ(写真1と同じ) サツマイモ、芽ぶき麦も写る


写真3 ボッチ(写真1と同じ)サトイモ、芽ぶき麦、ネギも写る


写真4 竹棒のてっぺんに1斗函をつけ、左側へ紐のついた鳴子


写真5 鳴子紐の端は垣根近くの竹棒。紐を引くと1斗函が鳴り、カラスを追い払う


写真6 ボッチ(写真1と同じ) カラスの近づきぐあいがわかる。藁で編んだボッチも写る


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 常陸台地(筑波稲敷台地)の落花生ボッチを探し県道48号を移動
 青ネットに囲われたボッチが現れる(写真1)
 車を下り撮る

 開拓地の様相を示す防風林と宅地隣接の畑
 そこにボッチ
 鳴子も設えてある
 ボッチのてっぺんは、ビニールシートでなく、藁で編んだボッチを被せてある
 青ネットと鳴子は、落花生脱莢の準備をしている経営者に聞くと、カラス避け

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年11月13日 撮影地:茨城県牛久市
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