おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

おばーちゃん、セコを上がる 間崎島

2013年02月18日 00時00分00秒 | 
写真1 写真2

写真1 渡船から荷を受取る人生ベテラン女性2人
写真2 ゆっくり、ゆっくり

写真3 写真4

写真3 頑張ってください、おばーちゃん。
写真4 急坂は、あと少しです。

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1.三重県志摩市、英虞湾に浮かぶ間崎島へ
 2013年02月02日、的矢湾に浮かぶ渡鹿野島からの帰り、
 志摩市阿児町国府白浜で防波堤のあばーちゃんに遇い、
 定置網のミチアミ造り漁師にも遇った(当ブログ2013年02月16日同月15日)。
 その後、バスに乗り、近鉄電車に乗り、賢島発14:50の定期渡船に乗り、
 間崎島(まさきじま)に上陸。既に陽は西に傾いた15時頃。
 船着き岸壁に4人の女性。
 郵便配達女性を含む2人は次の和具港へ向かう。
 乗船しない2人は船が運んで来る荷物を待つ人生ベテラン女性(写真1)。
 そのうち、後でわかったが、一人は「にしい商店」のおかみさん。
 船着き場の近くで営業。乗船券も販売。
 下船したのは私と熟年男性1人。彼は帰りも私といっしょ、16:20発の賢島行に乗船。

2.急勾配のセコを一歩一歩、おばーちゃん
 さて、間崎島にも渡鹿野島と同じようにセコ(狭い生活路)がある。
 上記の人生ベテラン女性独りが、渡船から段ボール入り荷物を受け取り、手押し車に載せている。
 急坂のセコ、独りで、ゆっくり、ゆっくり、一歩、一歩(写真2~写真4)。
   <おばーちゃん、替わって押しましょうか> いや、坂やからきつい、汗出るわー。
     休み、休み行くから、けっこうや。
   <そうですかー>
 私は17:10までに船着き場に戻らねばならない。
 無情ではあるが、アオサ(青海苔)の養殖場を探すため、先を急ぐ。
 坂を上りきった所で振り返る。
 やはり、急坂のセコにおばーちゃん独り(写真4)。
 行き交う人もなく、手伝う人もいない。
 過疎化、高齢化の現実を見る。
 ちなみに、間崎島は66戸、人口115人、65歳以上高齢者85人、
 高齢者率73.9%(2013年01月31日現在・志摩市役所志摩支所調べ)。
 なお、間崎島には車離合可能な舗装道路がある。船着き場から右へ上がり、島の尾根を東へ延びている。
 しかし、島にいた80分間、車に合わなかった。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月02日 撮影地:三重県志摩市志摩町和具・間崎島
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メジロとマヒワ

2013年02月17日 00時00分00秒 | 野鳥
写真1 写真2

写真1 メジロ 眼の周りが白い
写真2 ハンノキの実を啄むマヒワの雌と雄>


写真3 さえずるメジロ、何のためだろう? 教えて、メジロ。


写真4 マヒワの雌は、雄にくらべて地味、白と薄茶の2色。


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 渡鹿野島の東、わたかの園地下、
 防波堤に守られた桜の木々を5~6羽のメジロが飛び回っている、縄張り争い? 雌争奪?
 私と数mの距離。こんな近くをメジロが飛び回るのは初めて。
 近くのハンノキ(榛)には数十羽のマヒワの群。この群も逃げない。
 渡鹿野島の野鳥は人馴れしているのか、人知らずか、どっちだろう、と思いつつシャッターを切る。
 本日はマヒワの雌とメジロ(雌雄は不明。)を紹介。
 マヒワの雄は当ブログ2013年02月11日に紹介済み。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月02日 撮影地:三重県志摩市磯部町・渡鹿野島
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なに、なさってんですか80 ミチアミ造ってる

2013年02月16日 00時00分00秒 | 漁業・漁村


写真1 空き地に網。さーて、なんの網か、なに、なさってんだろう?


写真2 男性の左から後方へ1本の綱、右横へ延び並べられた網


写真3 左後方へ延びる1本の綱に、右へ延ばし並べた網を赤い細綱で結わえる。


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 おばーちゃんと海を背に(当ブログ2013年02月15日)、
 再びマキガキの国府集落に入る(当ブログ2013年02月13日)。
 空き地のほぼ全面に黒い網、男性独り。
 次のように教えていただく。< >は私の質問。
   <なに、なさってんですか> ミチアミ、定置網。
   <魚を導く網> そう、知ってる定置網
   <詳しくは知りません> 
    (トラック運転席から黒マジックを取り出し、定置網を描き、
     丁寧に説明してくださる。)
     ここが運動場、ここへ導く。大きな魚は市場へ出す。
     カタクチイワシを、この右のイケスへ入れる。
   <カツオ釣りの餌> そう。定置網は的矢湾に入れる。
     ソトウミだと、こんな細い綱は切れる(男性の左から後方へ延びる綱)、波で。
     この綱に網を結び、下におもしを付ける。
 すなわち、数十m(?)の1本綱から下へ数十m(?)、おもし付き網が壁の様になり、
 魚を定置網の先、運動場へ導く。
 これが今造っているミチアミ。
 間崎島(まさきじま)に行くため、バス乗車時刻となり、詳しく聞けず、残念。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月02日 撮影地:三重県志摩市阿児町国府
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おばーちゃんと海

2013年02月15日 00時00分00秒 | 

写真1 好天の昼下がり、防波堤で日向ぼっこ。背の曲り、身体傾きに来し方、人生あり。


写真2 乳母車と右手で支える行く末


写真3 おばーちゃんの前は、サーファー楽しむ海


写真4 おばーちゃん、真正面の海。テトラポットは35年前に設置された。


写真5 サーファーはまだ少ない。4月初旬頃から多くなり、海は真っ黒になる。


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 渡鹿野島の帰り、渡船場から国府白浜海岸へ歩く。
 波のうねり大きく、白波たち、サーファー楽しむ。
 防波堤におばーちゃん、日向ぼっこ。
 時刻は13時28分。
 聞くと、大正9年(1920)生まれの92歳、人生超ベテラン。
 好天の日に、海を見に来る。
 若い頃は海に潜っていた、海女さんだった?

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月02日 撮影地:三重県志摩市阿児町国府白浜
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セコに看板 渡鹿野島

2013年02月14日 00時00分00秒 | 景観
1.セコ、狭い道


写真1 初めて歩いた渡鹿野島のセコ


写真2


写真3


写真4


2.看板2種類-歩きタバコ禁止・客引き等に注意-


写真5 消防署設置の看板


写真6


写真7 地元設置の看板(写真8・写真9も同じ)


写真8


写真9


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1.セコ、狭い道
 離島集落に昔からある道路は一般的に狭い。
 三重県志摩市磯部町、的矢湾に浮かぶ渡鹿野島も同じ、狭い道。
 人ひとりがやっと歩ける道。
 両肩が左右の住宅や塀に触れるのでは、と思うほど狭い道。
 このような道を、志摩地域ではセコと呼ぶ(写真1~写真4)。

2.気になる看板-歩きタバコ禁止・客引き等に注意-
 渡鹿野島で初めて歩いたセコ(写真1)の終わり近く、
 歩きタバコ禁止の看板(写真5)。
 えっ、なにー、少々驚く。
 「これから先」に進むと、人家は少ない。
 看板は、なぜ、なぜ?
 歩きタバコ禁止看板は1枚だけではない、地元と消防署が至る所に設置。
 管見の限り初めて。なぜ書かねばならないのか。
 さらに、島の渡船場近くのメインストリートに写真8のような看板。
 人口300人弱の島に何故? 疑問が湧く。
 昭和30年代、私の故郷桜島の古里温泉では、二つの旅館が国鉄バスを降りたお客さんを呼び込んでいた。
 しかし、呼込み等注意、歩きタバコ禁止の看板はなかった。
 歩きタバコ禁止と客引き等に注意、この二つの看板はつながる?

 引用・参考文献等:当ブログ2013年02月12日同月11日同月09日同月07日同月06日同月05日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月02日 撮影地:三重県志摩市磯部町・渡鹿野島


 謝辞:2013年06月22日00:10 渡鹿野島の匿名住民氏より、歩きタバコ禁止と客引き等に注意、の二つの看板に、つながりは無いとのコメントがありました。ありがとうございます。
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