「神様は、乗り越えられる試練しか与えない」
今の私には、心に突き刺さるようなそんな言葉である。いろいろなことが次から次へと起こる。目の前のことで精一杯になる。そして、余裕がなくなる。心が乱れてくることもある。自分の心の有り様が言葉になって出てくることもある。それも心ない言葉が出てくることもある。また、心ない態度に出てしまうこともある。自分自身が制御できなくなることがある。そんなときに、これは試練なのかもしれない。人生を生き抜くための課題なのかもしれない。すると、ふっと心が軽くなる。自分自身を見失っていたことに気づく。
「言っていることとやっていることが違う」
ある人に言われた言葉である。日頃、いいこと言っているのにやっていることはそれとは正反対のことをやっていると指摘されたのだと思う。自分をふり返ると、やっていることを言い訳するためにいいことを言おうとしている自分がいる。言葉と裏腹なことをやっている自分に気づく。要するに自分自身が弱いのである。自分自身を磨くことを怠り、感謝の気持ちを忘れ、自分の我を出して、自分を守っていたように思う。ぐっとこらえることができない自分がいる。少し間をおくことも必要なのだと思う。相手の気持ちを考えられる間が必要なのだと思う。どんどん自分の頭が堅くなってきているように思う。
安岡正篤氏は、「志は精神の大統力である。すなわちこれを『気の帥』という。これ人の命であり、木の根であり、水の源である。もし志が立たねば精神は活動しない。」と言われている。日々努力。