アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ゴンズイ - 愛知県安城市 堀内公園

2017-12-26 17:15:10 | みんなの花図鑑

ゴンズイは 学名をEuscaphis japonica といい、
ミツバウツギ科の樹木です。
自生地は 本州では茨城県から富山県より西、
ほかに朝鮮半島南部、台湾北部、および中国中部に分布するそうです。

赤い果皮に黒い豆。
果実がクサギに似ているという人がいますが、私はそうは思いません (ー_ー)!!
果実だけみると、むしろ直前に話題にした タンキリマメ を連想させます( ^)o(^ )

手の届かない高いところに生っていたので、
枝と果柄ごと下に落ちていた果実を撮影しています。
(バックは ユキヤナギ です)

黒い艶々した豆は 写真では ひとつの殻に一個だけのようですが、
実際には 1~2個、多い時は 4個も入っていることがあるらしいです。



タンキリマメ - 豆の弾け方

2017-12-26 11:57:29 | みんなの花図鑑

タンキリマメについて今年観察したことのおさらい?です。
タンキリマメは 赤い鞘の中に 通常 2個の黒い豆が入っています。
写真の 左側が まだ弾けていない鞘で、豆は上下に入っています。

↑鞘が割れたところです。
豆が窮屈そうに、顔をのぞかせています。

面白いのは 豆に栄養を送っている へその緒 のような紐が
上の豆は 鞘の稜線の右側に、
下の豆は 鞘の稜線の左側に ついていることです。

そのため、鞘の割れ目が 時間とともに 左右に開口していくと、
稜線にくっついた豆も 左右に離れていきます。
(豆が殻から飛び出しているように見えますが、これは豆自身の仕業でなく、サヤの壁の角度が展開したことの帰結です。)
こうして ミッキーマウスの目のような 表情が出来あがるという訳です。


これは 葉を写したものです。
タンキリマメの葉は 一番幅の広い部分が 真ん中より葉の先端側にあります。
よく似た トキリマメは 一番幅のある部分が 葉の付け根側にあります。
私自身は トキリマメには 出会っていません。


ナンキンハゼ - 愛知県安城市

2017-12-26 11:28:22 | みんなの花図鑑

ナンキンハゼの殻(果皮)が割れて落ちて、
種子がむき出しになり、冬空に 花が咲いたようです。

白いのは 仮種皮でろう質です。
とても薄いのですが、それなりに硬いです。
地面に落ちた種子を踏みつけると パチンパチンと音を立てて割れます。

白いロウ質に野鳥たちが惹きつけられるのは間違いないようで、
とくに ムクドリなどが好きなようです。

面白いのは スズメの食べ方で、ナンキンハゼの実の白い部分のみを 嘴(くちばし)で削り取って食べるというのです。おいしいのは ロウ質の仮種皮だけということでしょうが、これだとナンキンハゼの作戦は うまくいかなかったことになりますね (ー_ー)!!


ロウヤガキ - 愛知県安城市

2017-12-26 08:40:10 | みんなの花図鑑

ことし学習したことの おさらい? です(^^
ロウヤガキ は 今年覚えた木のひとつです。
赤い実(4枚目の写真 参照)に気づいたのが11月初めですから
もう2か月近く 同じ状態で実をつけていることになります\(^o^)/

ヘリコプターの翼のような大きなヘタが売りです^^
ロウヤガキは 渋柿です。
ここは露地植えですが、観賞用に植えてあるのでしょう。

もっともこの渋柿、
3月を過ぎて桜が咲くようになると、渋が抜けて甘くなるそうです\(^o^)/


これは 同じ敷地に植わっている、もう一本のロウヤガキ。
ロウヤガキは 元は ロウアガキ(老鴉柿)。
鴉はカラスを意味し、真っ黒に熟す実の様子をカラスになぞらえて命名されたといいます。



ロウヤガキ - 愛知県安城市 2017-11-03

ロウヤガキ - 愛知県安城市 2017-11-09