さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

アジアの富裕層 その3

2009年11月02日 11時13分20秒 | Web log
ある程度、社会が豊かになると、逆戻りするのだろうか?

きっと以前は、特定の事業主が市場を独占し、富もまた
独占されていたのだろう。しかし経済成長と共に、一般
市民の生活レベルも上がり、企業も増え、富が分散される
ようになり、給与レベルも上がり、昔、羽振りを利かせた人
たちも、以前のような生活を維持できなくなってきた
のかもしれない。

しかし、平均給与レベルが上がると共に、経済が飽和状態になり、
企業は、中国などよりやすい賃金で事業を展開できるほうへ
シフトし、国内の企業が衰退すると共に、失業者がでるように
なり、富裕層と非富裕層がでるようになる、というのが
どうも市場原理のようだ。

ま、それはどうでもいいのだけれど。

で、マレーシア、インドネシアの富裕層は圧倒的に中国系が
多い。

で、富裕層であるがゆえの差別も多いらしく、より良い環境
を求めてオーストラリアへ来たという人もいた。

川沿いにApplecrossという超高級住宅街があって、
初めに訪れたときに、一体誰がこんな立派な豪邸を
建てることができるんですか?とオーストラリア人に
たずねたら、ほとんど中国人よと言っていた。

以前、マイクがアンゴラの油田で働いていたときに、あんな
ところにも中国人が大勢いるというので驚いていた。
チャイニーズがいて、チャイニーズレストランもあり。

飽和状態の市場に新規参入するのは難しい。
それを知って、市場が成熟していない新興国へと
乗り込んでいって、ビジネスチャンスをつかむのだろう。

そのほうが手っ取り早いから。

そのたくましさと貪欲さに脱帽です。
日本人にはないエネルギーだなぁと思う。

今後の中国にある種の脅威を覚えると共に、高度経済成長期
には日本も諸外国にそう思われていたのだろうなぁと
思うのでありました。

でも、国のサイズ、人口、いろんなことを含め、きっと
中国はもっとすごいことになるのではないかなぁと
思うのでした。



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