ステレオタイプに気をつけましょう。

この前、ハンガリー人の友人（２人の孫を持つ初老のご婦人）
のお宅に招かれたので、ちょっとお邪魔しました。

だんな様に初め会ったのですが、オランダ人でした。

外国人に英語を教える教師をしていたらしい。
（今もプライベートで教えているみたいですが。）

で、自己紹介をして私が日本人だと告げると、

「日本人は勤勉で、まじめで、頭がよく、礼儀正しく・・」
と、いろいろと言い出しまして、以前教えたことのある
日本人の生徒が教えてくれたというジョークを披露
してくれて、LとRを正しく発音できない日本人を笑いにした
ジョークなんですけど、すぐにオチがわかっちゃった
のですが・・・

で、今度は日本人は自ら命を絶つ人が多いだの、働きすぎだ
だのって、いいところも悪いところも、本当に決まりきった
日本人のステレオタイプを並べ始めたので、

「それはそうですけれど、日本ばっかりじゃないですよ」
と申し上げました。

これは、自殺者が多いのは、台湾とか、韓国とか、なぜか
アジアの国々に多く見られる社会現象ででして・・・と、
言っときました。

恐らく、日本はいろんな意味で、アジアでもきわめて目立つ国、
注目を浴びてきた国だっただろうし、国際ニュースとして日本の
情報をメディアが取り上げれば、みんな注目するだろうという
ことと、色んな角度から、日本を取り上げる回数が他の
アジア諸国に比べると多かったということから、
日本の特異現象として、そういうイメージが出来上がった
だけなんだというなんじゃないの？といとうことです。

日本に比べたら韓国とか台湾とか、以前はあまり注目されることの
ない国だったと思うし。（今はどうだか知らないけれど）
だから、それらの国々がどうのこうのということには、ならない。

そして、前も書いたけど、２５歳から４５歳の年齢層（男性）では、
日本よりもオーストラリアやニュージーランドのほうが、自ら命を
絶つ率は高いのですよ。

（これ、あのおじいさんに言っとけば良かった）

で、メディアって本当に罪な奴らだなぁ、ということ。
中途半端な事実しか語っていないということなんだよねぇ。

わたしのように、それを鵜呑みにするのが、そもそもの
間違いなんでしょうけれど。

あまりにも影響が大きすぎる。

気をつけないとね。

それにしても、どうしてアジアに多いんでしょうねぇ。