さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

セールの仕組み@パース

2009年12月04日 11時14分41秒 | Web log
11月に入ったころからクリスマスセールが
始まりました。

で、パースに来て4年が経ち、やっとこの国
(この街)の仕組みが少し分かってきました。

去年、あるものが欲しくて、チャンスを伺って
いたら、広告でセール対象になっていた。

そして、速攻、その店へと向かった。

探してみたら・・・ない。

えっ!売り切れ? 初日なのに?

そして、同じようなことを数回繰り返し・・
あるとき、同様にセール開始当日、朝一番で
店に行って、欲しいものを探してみたら、
やっぱりない。

で、広告を見せて「これはどこにありますか?」
って聞いたら、「ありません」だって。

こちらでは、セール=在庫処分 なんです。
基本的に。

日本でも似たようなことあると思いますけど、
例えば季節物一掃処分セールのような、ね、
行ったら自分のサイズがなかったとか。

でも、広告に目玉品のように載せたら
余計に在庫を抱えておくようなことを
すると思うんです。

でも、こっちでは「あるだけセール」なので
いくら広告で50%オフなんて宣伝したって
在庫がなくなればそれで終わり。広告に載せた
目玉品だから余計にストックしておくという
のは戦略として有り得ないようです。

例えば、ちょっと高めのブランドの牛乳がセールだ、
と思うと、賞味期限に近くなっているとかね。

戦略がなんというか、とても単純なのだ。

「在庫を極力減らす」というその一言に尽きる
ような気がするのです。

ということは、そんなのは戦略でもなんでも
なくて当たり前のことなんでないの?と思うわけです。

日本だったら、陳列方法とか、原価割れ承知で
呼び水として、あるものを安く広告に載せるとか、
棚を低くするとか、照明を明るくするとか、
企業イメージとか、ま、いろいろありそうな
もんですが。

で、ここでは、本当に欲しいものは、セールに関係なく
買わないとあとで非常に後悔したりするのです。

とは言っても・・・

セールに関係なく、あるものが欲しいと思って、
お店に行くと、無くて、無くて、何件もはしごする
なんてことがざらにあったりするので、

慢性的に在庫不足というか、在庫を抑えるために
仕入れがかなり限定されてるなって感じ。

無かったら、アンラッキー。
(でも、わたしたちには関係な・い・し。
申し訳ございません、なんて言う訳ないし。)

って、顧客に全然優しくないのです。

で、欲しいものを求めて何度も何度も、無駄足を
繰り返し、買い物嫌いのわたしがますます
買い物嫌いになったりするのであります。

















署名

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