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TS-700S (2) 144/145の表示が4 444/5 995となる。

2018-08-16 | TS-700S
とりあえず、送信しっぱなしのTS-700Sは修理出来たのですが、144/145の表示が4 444/5 995となってしまいます。14の部分は、固定表示なので、ダイオードで制御されています。下位の桁は正常なので、筐体下COUNTER UNIT IC16 SN74247のBCD->7SEGのデコーダはおそらく大丈夫。前段のIC12 SN7472,IC15 SN74157が怪しいのですが、温度が上がると、正常表示になってしまいます。なので、様子見。再現したら、TTLを見てみよう。

で、ここでやっと筐体上網中のPower Supplyの調整(最初にやれ!)。+9VはVR1で、9.05Vを9.01V(9.00V+-0.01V)に修正。21VはVR2で20.5Vを21Vに修正(21.00+-0.5V)。21Vはそこそこ範囲に入っていれば触らない方がいいです。ちょっと触っただけで+23V以上になったります。

最初の4 or 5は、CALLボタンを押した時に、Cとなる一番左の桁です。で、筐体下COUNTER UNITのネジを外して、半田面を見たのですが、ヤニの色が他の部分と異なり、20年前にことごとくICやドライバTRを交換した様です。さらに熱を加えると銅箔剥離するかもしれないので、ピンポイトで不良個所見つけなきゃ。英文サービスマニュアルを見ていて気付いたのですが、RX,NBユニットはロットで二種類有り、当方のはどうも後期型の様です。調整ボリュームの位置が英文サービスマニュアルと異なります。で、英文サービスマニュアルのCIRCUIT DESCRIPTIONの7. Counter Unitを読んでいました。Counter unitのblock diagramが付いてたので、回路動作がわかりやすい。が、ダイナミック動作なので、テスタでH/Lを測定するのもやり辛いのですが、とりあえず、上位固定データーを供給してるIC9 SN74176から調査。QAはCLK2につながっているので、BCD動作。プリセッタブルのバイナリーカウンターでラッチ付き。CIRCUIT DESCRIPTIONのP.11の以下の説明が該当:
The input from IC10(144か145の表示データーを供給してるラッチ) is a signal of 1MHz digit. Only when G5(表示に1MHzの桁が選択された時) is ON, it should be indicated as an output of IC16(BCD to 7segment). If the output apperas when G9(C表示),G7(100MHz台表示) or G6(10MHz台表示) is ON, BI/RBO of IC16 is set to "L" and all the outputs a-g(7segment) are set to "H" so that the switching transistors Q17-23 can be set to OFF. In this way, the display tubes do not respond to the count output of IC9(SN74176).
判明しましたね、IC16のpin8 BI/RB0を"C/100M台/10M台"の表示時に"L"にしてるのは、IC6-bのNANDで、それにデーターを供給してるのは、IC12(TD3472AP/SN7472)もしくは、IC14-d(TD3400AP/SN7400)です。IC14-dはG5(1MHz台)で正常なので、IC6-b(7400,4,5,6out)か、IC12(7472)が怪しい。IC6-b(pin4,pin5,pin6)のpin4とpin5が英文回路図では入れ替わってるのを発見。NANDだし、別にいいんだけど。結局、IC6-b(TD3400AP/SN7400)のpin6出力がIC16(SN74247N)のpin8に緑ジャンパー線で繋がれているのだが、IC16のpin8のはんだ付け不良だった(半田が無いので酸化で接触不良)。

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