まあどうにかなるさ

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3D映画と字幕

2010-03-01 19:47:24 | 映画
映画『アバター』を観た。
僕が見たのは3Dの字幕版。
3Dというと飛び出してくる映像を思い浮かべるが、この映画はスクリーンの巨大な窓から奥が広がっているような感覚が味わえる。
改めて3Dの可能性を感じさせられた作品だと思う。
ひとつ気になったのが字幕。
作品の映像の中に文字が浮き上がっていて、映像と一体的に感じるので、何とも違和感がある。
通常の2D映画だと、映像と字幕は別物と頭の中で区別できるが、3Dだと、どうも画面の中に最初から字が存在してるような感覚になる。
字幕を読んでいる間は画面に集中できないので、その間は立体映像の迫力も半減してしまう。
この映画に限らず、僕は画面に集中したいので、できれば映画は吹き替えがいいと思う。
しかも、字幕より吹き替えの方が情報量は多い。
何の映画だったかは忘れたが、以前、吹き替えと字幕の両方を見た映画があった。
ドアのノックをして、部屋の中から声がする。
字幕では単に「どうぞ」だけだったが、吹き替えでは「鍵はかかってないよ」と言っていた。意味は同じだけど、ニュアンスはかなり違う。
役者の声がイメージと違う声優がいやだという人もいる。
それは理解できるが、僕はせっかくの映像を十分に堪能したいと思う。