
銀座のソニープラザの前で促成のひまわりが展示されていた。
でも、ひまわりを見ると、少し物悲しい気分になる。
映画「ひまわり」をどうしても想い出してしまうから。
僕にこの映画を奨めてくれたのは谷村新司。
中学のとき、ラジオ番組の中で、今度テレビでやるから、見るようにと話していた。
戦争で引き裂かれる男女の悲劇を涙しながら観たことを憶えている。
戦争で行方不明になった夫を探して、ソフィア・ローレンが演じる未亡人がイタリアからロシアへ旅立つ。
やがて、夫を探し当てるが、そこには残酷な運命が彼女を待っていた。
ロシアで一面に咲くひまわり畑をバックに流れるヘンリー・マンシーニの曲はとても印象的だった。
ひまわりは太陽に向かって懸命に伸びる。
でも、届かずにやがて枯れていく・・・
考えてみると悲しい花ですね。