まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

保護者懇談会

2011-06-13 18:41:58 | 日記

土曜日、保護者懇談会へ行ってきました。
と言っても息子のではなく、義兄の保護者懇談会。
僕と妻と義母の3人で、高崎にある知的障害者施設へ行って来た。義兄はずっと施設で生活しています。
この施設では毎年この時期に保護者懇談会が開かれているが、義母は認知症のため、とてもひとりで参加できないため、僕と妻が付き添いで出席することにした。
この『国立のぞみの園』は元軍の演習場だった広大な国有地に40年ほど前に作られた障害者施設で、16の寮に340名ほどが入居している。
かつては22の寮に530名が利用していたが、国の方針で地域移行が進み、入居者は減っている。
ただ、寮そのものが取り壊されたわけではないので、現在、被災地域から160名の障害者と職員を受け入れているそうである。
義兄の住む寮には22名が入居しており、10名のスタッフを抱える。
入居者の平均年齢は60歳近くになり、保護者の高齢化が進んでいる。
今回出席された保護者もほとんどが兄弟である。出身地は全国に散らばっており、保護者会のために、遠くは岡山からいらっしゃった方もいました。
今回の懇談会では、10家族が出席し、説明会では、地域移行のことが主な内容でした。
あと、一つ寮を減らす方針だという。
説明会のあと、入居者と保護者で一緒に食事会などを行い、その後、義兄の部屋を見せてもらった。2人部屋で、殺風景だけど、掃除なども行き届き、よく整理されている。
かつては知的障害者を受け入れる施設が地域には少なかったが、最近ではケアホームなども増え、出身地で入居することが可能になるケースが増えている。
保護者が高齢化しているので、なるべく地域への移行が望ましいという説明だった。
もちろん、この施設へ残ることを希望すれば、終の棲家とすることも可能である。
この施設以上に整った設備がある施設はそうはない、職員のレベルも高いので、義兄を他へ移すつもりはない。
出身地へ移行した障害者の中には、環境の変化に対応できず、また、ここへ戻って来た例もあるそうだ。
義兄は、笑い出すと止まらなくなる。
とってもいい笑顔を見せてくれます。
でも、今回は笑顔を見せてくれませんでした。
また今度ね。