まあどうにかなるさ

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22才の別れ

2015-10-04 19:53:26 | 音楽

今でもこの歌は大好きでよく聴く。
70年代のかぐや姫の大ヒット曲、伊勢瀬正三作詞作曲。
後伊勢正三がかぐや姫から分かれて作ったグループ、『風』のデビュー曲でもある。
初めて聴いたのは中学生のころだったと思う。
その頃、22才はずいぶん先のことだと思っていたが、今となっては30年以上前になる。
実際、大学時代に交際していたカップルがこの歳で分かれることは多い。
実家のある故郷に彼氏か彼女のどちらかが就職が決まったり、新しい環境になって新しい出会いがあり、別れがあったり…
でも、この歌は17才の頃から交際していたと歌詞から読み取れる。
高校生のころから付き合っていたことになるので、実家のある郷里に帰るための別れではなさそうである。
そもそも二人は大学の通っていたかどうかも歌詞からは分からない。
でも、22才(あるいは23才くらい)という歳は大学を卒業したときの節目の歳ではある。

歌詞に
『わたしには鏡に映ったあなたの姿を見つけられずに
わたしの目の前にあった幸せにすがりついてしまった』
とある。
彼の本音が見えなくなり、新しい環境で出逢った新しい彼のプロポーズを受けてしまった彼女の悲しい気持を歌った歌詞である。
結婚を決めるまで、前の彼には新しい彼の存在を黙っていたのだろうか…
そうではなく、しばらく会っていなかったと思われる。
気持ちが離れていたわけではなく、事情があったのかもしれない。
なかなか会えないので彼の本音が判らなくなってしまったのだろうか。
今でも嫌いになったわけではなく、5年間を過ごした時間は大切に思っている。
だからこそ、ちゃんとさよならが言いたい。
言わなければいけない。
そのために彼に会いに来た。
大好きだった彼は別れてもわたしのせいで変わらずにいてほしい。
大好きだった彼が変わらずに彼のままでいてくれれば、きっと誰かが彼を好きになってくれるから…



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