間もなくガンダムの映画の新作『閃光のハサウェイ』が公開される。
いわゆるファーストガンダムから40年以上、いまだに新作が公開されることには驚くが、こんなに人気が出たのも、最初のガンダムがよくできていたからに他ならない。
ファーストガンダム36話「恐怖、機動ビグ・ザム」
この話がガンダムシリーズの中でも最も気に入っている挿話だ。
戦場でのキスシーンが描かれている。
主人公アムロが乗る宇宙戦艦ホワイトベースに途中から乗り込んだパイロット、スレッガー中尉。
この男に秘かに思いを寄せる女性操舵手のミライ。
ホワイトベースは敵の宇宙要塞を攻撃する大きな作戦に参加することになる。
戦闘機で出撃する前のスレッガーに、ミライは自分の気持ちを打ち明ける。
戸惑いながらもそれを受け入れるスレッガー。
母の形見の指輪をミライに渡す。
「宇宙で失くしたら大変だからもっていてほしい」
激しい戦闘を予想し、あるいは命がないかもしれないと思っている。
戦闘機で出撃したスレッガーは、主人公アムロの乗るガンダムの盾となり、自らは宇宙に散る。
「嘘だって言えないのね、アムロ」
スレッガーの戦死を報告するアムロに、ミライは絞り出すように声を出す。ブリッジでは何とか我慢していたミライだったが、エレベーターで一人になると涙が溢れだす。
無重力で、涙が横に流れるシーンが印象的だ。
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