『どうして昔話に出てくるのはおじいさん、おばあさんが多くてお父さん、お母さんは出てこないのですか?』
『それはね、昔話というのはお父さんお母さんが子供を寝かしつけるためにした物語だからなんだ。お父さん、お母さんが話し手だから、話の最初にお父さんお母さんがいましたと言うと自分のことを話しているようで混乱するだろ? だからおじいさん、おばあさんを登場させるようになったんだよ』
先月、ひっそりと終了した長寿番組がある。
実に50年間も放送されたラジオ番組『全国子供電話相談室』
2008年からはタイトルが変更されたが、電話による子供の素朴な疑問に回答者が生放送で答えるというスタイルは同じだった。
冒頭のような難解な質問を生放送で即座に回答する回答者の機転には驚くべきものがあった。
どうしても解らないことは宿題として次回に回答することもあったが。
1997年までは平日の夕刻、それ以降は日曜の朝放送されていた。
小学校の時、僕も何度か電話をしたことがあるが、ほとんど話し中で電話が繋がったこともなかった。
番組終了の理由としてTBSでは小学生が電話で相談するよりスマホやパソコンを使いこなすようになったからとしている。
確かにグーグルで調べればたいがいのことは解るけど、人が話して聞かせるからこそ伝わることもある。
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