我が家で寄せ鍋を食べるときは、居間のテーブルにカセットコンロを置き、その上に鍋を乗せて家族でつつく。それが当たり前だと思っていた。だが、先日、妻の職場で寄せ鍋の食べ方が話題になったそうだ。妻の職場では、鍋はキッチンのコンロで火にかけ、出来上がった鍋をテーブルに持ってきてから食べるのが主流だった。具材を足すときは、主婦がいちいちキッチンへ行かないといけないので不便ではないかと思う。
ネットで調べると、一人一人器に入れるという意見もあったが、それは最早寄せ鍋とは言えない。一人一人の分を器に入れる方が、具材が平等に行き渡るというメリットはあるのかも知れないが。
子供の頃、まだカセットコンロがない頃は、ガスの長いホースを居間の机まで伸ばしてきていた記憶がある。父は寄せ鍋が好きで、冬になると頻繁にしていたが、子供の頃はそれほど寄せ鍋が好きではなかった。実家ではほぼ水炊きで、昆布でだしを取ったお湯に具材を入れ、大根おろしのポン酢で食べていた。
寄せ鍋が本当に美味しいと感じ始めたのは酒といっしょに食べるようになってからだと思う。
当時、シメは雑炊と相場が決まっていた。今ではいろんな鍋の素があるし、シメもラーメンも多くなった。
寄せ鍋は、グツグツと煮える音も楽しみの一つではないかと思う。やけどしそうなほどの熱々の具材を口に入れるのも醍醐味だと思う。
やはり、居間のテーブルでカセットコンロで温めながら食べる方がいい。
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