LUNACY

cygnus' blog

松田理奈 外山啓介 デュオコンサート

2006-06-25 22:44:25 | ピアノとクラシック
@光が丘IMAホール
500人のホールがほぼイッパイ。

今回も、第73回日本音楽コンクール第一位受賞の2人。

プログラムは以下の通り。
ポスターには3曲しか書いてないから、テッキリ1時間ちょいのコンサートかと思ったら、5曲プログラムの2時間モノでした(笑)。嬉しい~。

1. ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Nr.5 F-Dur "春" op.24
 I. Allegro
 II. Adagio molto espressivo
 III. Scherzo&Trio, Allegro molto
 IV. Rondo, Allegro ma non troppo
2. ショパン:バラード Nr.1 g-moll op.23 (外山くんソロ)
3. R.シュトラウス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Es-Dur op.18
 I. Allegro, ma non troppo
 II. Improvisation. Andante cantabile
 III. Finale, Andante-Allegro
4. イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ Nr.2 a-moll op.27 第一楽章(松田さんソロ)
5. サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン op.20

encore-1. ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 op.75 第一番
encore-2. シンドラーのリスト
encore-3. エルガー:愛の挨拶

1. 誰もが耳にしたことのあると思われる一曲ですね♪心地よくなる一曲です。
2. 前回の府中での公演でも弾いてくれたこの曲。ショパンにしちゃ情熱というか激情というか、なんか、濃いめの作品ですよね。って、ショパンそんなに聞きこんでいないから、偉そうなこと言えないんだけれど(爆)。
3. Es-Durの響きって好きだわ(爆)。
4. 最大瞬間風速系。一瞬の凝縮の音楽って感じだった。
5. コレも有名な曲ですよね。最後の方が、確かになんか走ってたかも(トークの通りに(笑))。

アンコールの前に、2人が挨拶。いきなりマイク渡されたのだとか(笑)。
結構、超特急の準備だったようです。お疲れさまん◎
いくらプロとはいえ、(オイラのような素人目には(笑)、)息ピッタリの演奏をするのって、大変なんでしょうね。
とにかく、流麗なキレイな演奏でした。

外山くん個人について書くと(笑).....、
彼は、やはり、結界が張られるんですよ(爆)。
んで、その中では、美意識が徹底されているの。崩れないっていうか。熱いトコロでも、熱さを表には出さずに隠しちゃう感じ。ソコがボクのツボなんだけれど。
J-POPで言ったら、一昔前のビジュアル系が近いのかも。違うか。ウン。かなり違うかも(笑)。←どっちなんだYO!!
言い方代えたら、Viscontiの映画観ている感じが、少しするっていえばいいのかな(笑)。
これからは、キレイな演奏もいいけれど、こっちがワクワクドキドキするようなのも期待しちゃいたいトコロ。って勝手にエールおくっちゃう(笑)。
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『ボーイズレビュー 2006 "HOLD ON"』東京千穐楽

2006-06-25 08:41:05 | 舞台[その他]


「本日は、ようこそ池袋宝塚劇場へお越し下さいました。専科の初風緑です」。
ってなアナウンスが聞こえてきそうな感じのステージでした(爆)。
お芝居以外でもさ。会場は、ココは大劇? 東宝? って思うような赤の絨毯。それに、両側の階段(笑)。直営劇場のミニチュアみたいで、その時点でウケました(笑)。
あ、会場は、東京芸術劇場中ホール。
 
イケメン14人と、元イケメン(笑)(←宝塚歌劇団男役スター)のガイチ(初風緑)のミュージカル。
まぁ、ダンサー主体の集団なんだろうから、お芝居がちょっち大根ぽいトコロがあったけれど、オイラ的には許容範囲内かなぁ。
個人的には、愉しめました。良いか悪いかという評論的な話抜きにして、好きか嫌いかで言ったら好きな舞台。だからOK(o^-')b
全編通して、音楽も楽しめる舞台だったと思います◎
あと、イケメンばっかりだから目の保養(爆)。
 
幕が開きました。
果たして、そこには、青年館公演のように、舞台奥手に小さな階段が用意されていました(笑)。【ヅカじゃん(笑)】
オープニング。ノリノリの♪precious boysって愉しい音楽が終わった後。
ガイチが階段から登場。そうしたら会場中拍手(爆)。【ヅカじゃん(笑)】
 
ストーリーはアメリカの田舎町の夏休み。そこで暮らすboysと街の人々。そこへやってきた家出少年と、都会女の絵描きさん(ガイチ)。
美女は傷心モード。元気づけるために、BOYSがお祭りする。不慮の事故死(ケイン@大坂くん)。快復した美女は思い出を胸にニューヨークへ戻っていく。
1幕+2幕+フィナーレレビュー。

★1幕★
大坂くんソロ→ガイチとのデュエット。大坂くんの歌がちょっと辛かったかなぁ....。
ジョナサン@桜木涼くん。アドリブ要求される(千穐楽だから?)。モノマネ。せっかくトートダンサーの前にフランツがいるんだから、『エリザベート』ネタでやって欲しかったかなぁ(笑)。
 
★2幕★
最初が80'sメドレー。洋楽で、「あぁぁアレ聴いたことある」ってナンバーが目白押し。曲名・歌手名出てこない自分が情けない(>_<)。かろうじて、EURYTHMICS "There must be an Angel"だけはOK。
BOYSのダンス(ストーリー上の「お祭り」)が終盤に入ってら、ガイチ登場。桜木くんとのデュエット。そして、男四人とガイチのダンス。まるで、ヅカのフィナーレの「男役トップ&娘役トップ&男役スター」のダンスを見るよう(爆)。【ヅカじゃん(笑)】
ケインが死んだ後のメンバーのお芝居が、ちょっと大根かなぁ....。

★フィナーレレビュー★
やっぱりさ。ヅカのフィナーレ見ている人にはさ、(2幕でもそうなんだけれど(笑))、舞台装置&衣装が貧弱なのよ(爆)。多分、Johnny's見慣れた人にもそう見えたんじゃないかな(笑)。
階段には、一列ずつの電球が申し訳程度についていたなぁ。かろうじて。
コッチの人間にしか通じないような言い方で申し訳ないんだけれど、GO-GO-BOYSと較べて、「ダンスに勝って、衣装で負けてる」感じ(爆)。
最初、客席後方から、ガイチ登場。ソロで歌う。通路ソバの席だったから、オイラの超至近を通る。キレイ~。
白いドレス。キレイなんだけれど。。。。スワロフスキーくらいつけようよ(爆)。
&化粧がかなり白くて....。ステージに立ってスポット浴びるとヅカ娘役みたい(笑)。【ヅカじゃん(笑)】
そうして、BOYSたちのダンス。
んで、ドレスから着替えたガイチ登場。BOYSがガイチを引き立てるダンス。
そうしたら、かつての男役バリの声で低音響かせて歌うガイチ(笑)。【ヅカじゃん(笑)】
ただ、やはり、男性陣に伍しても、決して引けを取らないダンスの切れ。とくに回転ね。さすがガイチさまだと思いましたわっ。
 
カーテンコール。
千穐楽特別ってことで、ウニの二人がお笑いのショートコントしてくれた。
けれどね。その前に、スゴイことが....。
一度幕が上がって、普通に、ガイチが挨拶するのね。
そのときに、大阪公演あること案内しようとして、
「7月22日と23日に、【宝塚の】」ハッΣ(◯o◎;)
超ボケに、会場内大爆笑&大拍手。
 
ってな具合で、宝塚を意識せずにはいられないお芝居でした(笑)。
チケット代1000円アタリの楽しめた率は、OUR HOUSEの上いったかなぁ。って感じ。
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『うつせみ』

2006-06-22 09:33:06 | 映画
@下高井戸シネマ
今日もこの映画館にお世話になりました(笑)。

KIM Ki-duk監督。韓国映画。
『春夏秋冬。そして、春』で見せつけた才能が、今回も発揮されています。
科白の少ない静謐な映画です。
この監督&カメラは、綺麗な映像をつかまえる人たちですね。

我々が生きているのは、【夢】と【現(うつつ)】のどちらか?
構造主義とか記号論の立場て読み解く人にも面白いかと。

主人公の男の子も素敵なイケメン(*´▽`*)♪
あと、「風呂場で洗濯」の情景描写にツボ(爆)。「あれ、いいね。あそこ、あれ、洗濯機だったら、あれだぁめね」(淀川長治さん風(笑))。

個人的には好きな路線の映画でした☆
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"OUR HOUSE"

2006-06-17 08:37:20 | 舞台[その他]
@新国立劇場中劇場

ロンドンのミュージカルの日本語版作成&上演。
アッキー(中川晃教)が主役張ってるってことで(笑)。
元?ファン(爆)としての義理半分(笑)。

ウン。
大丈夫。かの伝説の"PURE LOVE"のようなことはなかったです(核爆)。

笑いを少しずつちりばめたコメディと、アイロニーが効いているストーリィ。。
トータルとしては勧善懲悪モノ(単純化しすぎかw)。

オイラより実年齢が上の方々もteenagerを演じてるので、その面でのイタサ(笑)はありますが、設定上まぁ仕方ないかと。
ニイロと二人でアッキーの取り巻きしていて、ボケキャラがサカケン(笑)。んでも、何箇所かアクロバットを少し見せてくれます。やっぱり、シンバかよ(笑)。
その前に、この三人じゃ『キャンディード』再びって感じだよ(笑)。

あと、ウケたのは、池田成志。慣れてますw。
それから、後藤ひろひとさんの、「ヤングマン(さぁ立ち上がれよ)」(笑)。
....でも、確かに、アッキーの歌う"YOUNG MAN"は聴いてみたいかも。コレ、マジで。

あと、歌では、池田由希子の聞かせどころもあったね☆

本日の特別アドリブは、W杯ネタ。
ニイロ:「中田? 宮本? 稲本? 」
サカケン:「でも、今日みんな忙しそうだよね~」
だったかな(笑)。

カーテンコールのあと、アッキーが挨拶してくれるんだけれど.....
相変わらず、謎というか、話をするほどにナカミがあさっての方へ(笑)。
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『セキ★ララ』

2006-06-14 09:32:31 | 映画
@シネマアートン下北沢

毎日トークショーが行われていて、そのメンバーが錚々たる顔ぶれ!!
どの日に行くか迷う。トークショーだけ毎日参加したい(笑)。

映画自体は、昨年の山形ドキュメンタリー映画祭で上映されたらしい。

おおもとは、『IDENTITY』というAVとのこと。そこから、セックスシーンを普通映画上映にできる程度に削除したのがコレ。

内容は、在日(韓国人・朝鮮人)三世の「ルーツ」についての問い。
まず、松江監督が在日。
第1部は、在日韓国人AV女優さんが、かつて過ごした街の京都と尾道を訪れる。途中、日本最大のコリアンタウンの鶴橋を訪問。
第2部は、中国人のAV女優さんと、その彼女とセックスをする在日韓国人(朝鮮から国籍替え)のAV男優さん。中華街デートとホテルでのセックス(笑)と、男優さん自室でのセックス。
っていうドキュメンタリー。当然、インタビューがメイン。
問いのテーマは、在日のアイデンティティ。

上映後のトークでは、今日のゲストは、映像ジャーナリスト?の綿井サン。
一般に広まっている「ドキュメンタリー」の定義やジャンル分けに、イロイロ違和感を感じているっていう感じの内容。
あとは、メディアの話やら、手法の話やら。結構、面白かった。

日本は、やはり、在日がマイノリティになってしまうように、多民族国家じゃないし、強烈な宗教が存在して共存を強制される国じゃないから、僕みたいな人間は普段は意識しなくて済んでしまうことがあるってことを、感じました。
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『家の鍵』

2006-06-11 09:31:44 | 映画
@岩波ホール
ジャンニ・アメリオ監督

主人公のイタリア人と子役とシャーロット・ランプリング。
三人の演技がよかったです◎
特に子役が素晴らしいと思いました。

出生時以来15年ぶりに対面する障害のある我が子の【無邪気さ】に振り回され翻弄される主人公が、親子の距離を縮めていく姿が描かれています。
んで、シャーロット・ランプリングが、別な障害児の母親で、折りにふれて助け船。最後はロードムービーの手法取り入れてます。
絶望的にならないように配慮のある映画だとも思います(ソレがよいかどうかは別にして)。

仮にもし自分に子どもがいたとしたら、自分はどう「親子の絆」を紡ぎあげていくのかということを考えさせられた作品でした。
そして、10年前のハタチそこそこときの自分が見るのと、30代になった今の自分見るのでは、感じかたが違っているだろうなと思わせられる作品でした。
そして、また、障害児教育や医療に携わっていたら、もっともっと違った見方しているだろうと思います。

あと、シャーロット・ランプリングのような女優さんは、ナカナカ日本にはいないというか、出てきて欲しいタイプの女優さんですね。
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『僕と未来とブエノスアイレス』

2006-06-08 09:30:28 | 映画
@下高井戸シネマ
ベルリン映画祭銀熊賞ダブル受賞(監督・男優)作品。

春先に観られなかった映画のムーブオーバー。

舞台はブエノスアイレスの商店街で、そこに暮らす男の子の『自分ルーツ探し』の顛末がストーリー。
ドキュメンタリーっぽい感じもしました。

途中、眠くなっちゃいました(笑)。
ぼーっとしちゃったせいもあってか、アタマの中で論理破綻しているというか繋がらないトコロあります(恥爆)。
確かに主演の男の子や母親とかの演技はよかったのだけれど。
そんな感じ(笑)。

どうでもいいのだけれど、この名画座の支配人氏は、藤竜也にすごく似ていると思うのは、ボクだけでしょうか(爆)??
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『リバティーン』

2006-06-05 09:29:33 | 映画
@テアトルタイムズスクエア


間もなく、公開終了だから、慌て半分で行ってきました。水曜(→1000円均一)に時間取れそうにないんで(泣)。

KANARI、私好みのテイストの映画でしたわっ。
17世紀英国の、ロチェスター伯爵のオハナシ。
身分高貴にして詩人・脚本家。だけれど、放蕩なお方。愛称:ジョン/ジョニー(笑)を演じるのが、ジョニー・デップ。
いや、でも、ハマリ役だね~。
ボクも、誰か有名俳優をキャスティングしろといわれたら、真っ先に彼が思いついて、フィーチャーすると思うな。
ブラピやトム・クルーズには絶対無理(爆)。
『ギルバートグレイプ』(ディカプリオと共演。ふたりとも若い~ったらありゃしない(爆))以来、彼をみているけれどね。
『ブレイブ』を見損ねているのがイタイかな。

大根役者の女優さんを、スターになるように訓練しているのは、『オペラ座の怪人』っぽいな(笑)。
でも、醜悪な顔でなく美男の指導者(笑)。

ただ、最後までぬぐえなかったいくつかの疑問。
なぜ、ずっと手持ちカメラなんだろう(爆)。オレだったら固定で撮るけれどな。
あと、そこは「引き」で撮るんだよ!! ってツッコミたくなったり(笑)。
アングル悪くて、横長サイズを生かし切れていないなぁと思うことしばしば。
ま、あくまで、コレは技巧・技法の問題♪

ミニシアターでしか上映されてませんが、マニア以外の一般の人々にもオススメできそうな一本です◎
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