LUNACY

cygnus' blog

モーリス・ベジャール・バレエ団「バレエ・フォー・ライフ」

2021-10-17 16:36:28 | 新体操・ダンス・バレエ
東京文化会館

久しぶりの観劇。やはり、劇場という空間が好きなんだろうな。

クィーンとモーツァルトの音楽にバレエといいうかダンスのコラボレーション。

ちょっと音響的にシャリシャリしていて耳に痛かったか。最近、アナログ盤のやわらかい音になじんでいたせいかな。

つい音楽の方に気を取られてしまい、舞踊表現に込められたメタファーをすべて受け取れた自信はないけれども。
クイーンのライブからの引用が散りばめられていたはわかった(苦笑)。

隣のオバチャン、クイーンのファンだったんじゃないかな?体が音楽のリズムに合わせて動いてしまっていることが何度も。いやいや、よいのですよ(笑)。
僕ももっとクイーンを勉強せねばな(笑)。

でも、一番、ガツンとやられたのは、恐ろしいことにジョルジュ・ドンへのオマージュのところ。
僕の(舞踊系)観劇歴のなかで一番の後悔は、ジョルジュ・ドンの日本公演を見損ねたこと。当時の田舎モンの少年には、価値がわからなかったんですよ。親に頼んで観に行けばよかった(それでもお金がなくて無理だったかもしれないけれども)とオッサンになってから思っても後の祭りってやつ...涙。
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「ダーティ・ダンシング」"Dirty Dancing"

2021-10-09 19:30:41 | 映画
シネマ・ジャック&ベティ
1987年。デジタルリマスター版。

1960-70年代が舞台の階層差の恋愛&青春もの。
こういう恋愛成就目指すのもアメリカン・ドリームといっていいのかもしれない。

何度もマンボ踊るのをみていたら、80年代に米国留学していたお方のことを思い出した。社交ダンスをしてらっしゃったのだけれど、あの当時の米国での流行があったのかも&その影響を受けたのかも。

まぁいまだと倫理コードに引っかかりそうな表現もあり。
マッチョなカルチャーが、当時っぽいといえばいいのかな。

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「ドライブ・マイ・カー」

2021-10-05 22:26:41 | 映画

シネクイント

濱口竜介監督。
この監督の作品は、初めてかも。記憶怪しいですが。

村上春樹原作。
原作は読んでいません....汗。
しかし、一応、かつては、ハルキストを自認していました。今世紀に入る頃まで。
「海辺のカフカ」までは、ほとんど読んでいるはず。

とりあえず、内容的にも時間的にも見応えのある作品ではありました。
そして、劇中劇ではないのだけれど、劇中劇になるように演劇古典が引用されて、キャラの心情とクロスオーバーないしオーバーラップされるような構造でした。
台詞回しも、演劇モードが多用されてました。
そういえば、(原作読んでいないけれど)村上春樹も、文学部の演劇専修出身だったよなと。
最近のコミックでも、「開演のベルでおやすみ」「舞台に咲け!」(←この2作は読んでいるけれど、こっちは読んでいない→)「スキップとローファー」のように、演劇部ネタ多いけれど、最近の密かな流行りだろうか。

あとは、タイトル通り、ロードムーヴィテイストが随所に挿入されていましたね。

西島秀俊。
昔は、キャラを演じるのではなく、キャラ西島秀俊としてシーンに不自然にいてしまう感じがあったけれど、
お芝居がうまくなったんだと思う。すごく、キャラが自然になってた。

カメラワーク、俯瞰もアップも変幻自在。さすがプロの仕事。
韓国人?の若い俳優さん(アーストロフ役)。ちょっと気になる。

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