2/9(Sat) 14:00-
タンホイザーは、生で観るのは初めてでした。
オーケストラが下手でちょっとキツい感じ。
音が汚い感じだし、クレッシェンド&デクレッシェンドが下手というか、メゾピアノやメゾフォルテがない感じ。。。。特に、1幕がつらかったかな。そう、大事な序曲にもっと柔らかさが欲しかった。
こちらは、どうしても、序曲(というか「巡礼の合唱」のテーマ)や大行進曲については、イメージがかっちりとあるから、それにハマるか、いい意味で裏切ってほしいかのどちらかなんだよな。
舞台演出については、奇を衒うことなく正統派で好い感じ。いや、現代読み替えが嫌いなだけなんだが(苦笑)。
イタリアオペラのヴェルディ『アイーダ』とかもだけれど、ファンファーレ&行進曲のシーンって、やっぱり、一大スペクタクルだよね。
んで、歌い手さんは、バリトンのヴォルフラムが佳かった!
エリーザベトも優等生的かもしれないけれど、コケることはなかったかと。
ストーリーだけれど、ハインリヒという名の人物が教皇に頭下げにいくというのは、どうしても、カノッサの屈辱の故事を思い出してしまうんだよな。。。。
ワーグナーは、『ローエングリン』にもでてくるけれど、お小姓キャラ(このタンホイザーでは牧童)を用意するのが好きなのかもね(笑)。
プログラムを読んで、初めて永井荷風とワーグナー作品の繋がりを知りました。
お勉強しました。