ガス・ヴァン・サント監督
ホアキン・フェニックス主演。
というわけで、オレゴン州ポートランドのにおいのする映画になるのは必然的かなと。
ホアキンも、やはり、リバー・フェニックスの弟だけに、どこかしら似ているというか面影ありますよね。
風刺画家のジョン・キャラハンを描いたストーリー。
依存症とその各自の抱える原因のコミュニケーションにおける「赦し」の問題。
もともと、ガス・ヴァン・サント監督の映画には、オープン(防御のないという意味も含め)なグループ対話のシーンが多いわけだけれど、
禁酒セミナーのセラピーでのストーリーテリングが展開軸に使われているから、輪をかけて多かったですね。
それにしても、この手のセラピーってのは、結局、20世紀なかば~後半に栄えた認知心理学の応用なんだな、ということを改めて感じました。
カルト宗教や自己啓発セミナーへの距離は意外と近いやつ。
映画観ながら、大学生のときダブルスクールで英会話学校通っていたとき、narratiive (story)のトレーニングさせられたけれど、あのトレーニングもルーツ同じじゃないかと思えてきていました。
そういえば、僕、老子をちゃんと勉強していないな...(汗)。