国立新美術館
トータルでは、デザイナーやハイブランドの流れだけでなく、人びとの文化との結びつきを記述していた感じ。
マスクはしていても、結構、ペチャクチャしゃべっている人が結構いて。
スタッフも少なくて、先日行った別な展覧会よりは、感染症対策が甘いかもとか思いつつ。
しかし、その、周囲観覧客のペチャクチャから衝撃。
(高度経済成長期のポスター展示で)
「資生堂って漢字でこう書くんだ!」
(どうもローマ字表記のSHISEIDOしか知らなかったらしい...)
そして、別な客のペチャクチャ。
(1970年大阪万博のパビリオンや会場案内役のコンパニオンの衣装展示で)
「万博って何かの略?」
確かに、もう万国博覧会とは言わなくなったような気はする(苦笑)。
また、展示の半分近くが、90年代以降についての展示。
自分が生きてきた時間が歴史になっているような感覚。
21世紀も歴史になり始めているのかというか。
いまのイベント企画者やキュレーターたちには、現在進行形も歴史のウチなのかもしれない。タイトルがそうだもんね。
ただ、一番の不満は、何ヶ所かの資料映像動画にモデルとして出てきている山口小夜子さんについての記述がどこにもないこと(少なくとも僕は見つけられなかった)。
残念でたまらない。