メ~テレのドラマ版(少年期)の後日談(青年期)という形。キャスティングは主役ふたりについて、どことなく似ている雰囲気や容貌の男子を選んだというところかな(迅:草川直弥→宮沢氷魚, 渚:倉悠貴→藤原季節)。
今泉力哉監督。
日本版「チョコレートドーナツ」(パクリ)という批判も目にはしていました。
また、僕は、90年代なかばのゲイブームの渦中に上京して、橋口亮輔監督の一連の作品に触れてきたワケです。予告編ほか事前情報から、2002年「ハッシュ!」から18年経ってコレ?感は、観る前は拭えなかったのです。
モチロン、そこには、ストレート(だよね?)の監督が制作したこと(positive)とか、それだけ日本の社会の後進性が改善されてないことの反映でもあること(negative)とかへの想いはあるのです。
しかし、結局、各キャラクターや場面に感情移入してしまいながら、観てしまった感じです...(苦笑)。
僕にとっては、東京という都会に出てきて大人数の在籍者がいる大学に通ったという環境なしには、自分の同性愛(ないしその傾向)に気づくことはなかっただろうし、
マイノリティとして生きるにも、また、仲間を見つけるにも都会で生きる・暮らす方が、自分にとって理にかなっていた(という思いこみ?)があったので、
人に知られないように隠れるために地方で生きる・暮らすという設定(つまり逆の在り方)は、新鮮というか、それもありなのかという感じでした。
家裁の法廷で、いきなりああいう風に和解の方へということってあるのかな?(苦笑)
ただ、渚の性格(キャラクター設定)からあり得そう感ありましたね。
まぁ、監修の弁護士さんもいらっしゃったし、ツッコむのは無粋らね。
渚(藤原季節)の泣きシーンが多かったよね。感情表現大変だったんじゃないかな?
そして、渚のボルドー(というかマルーン?臙脂色?)のコート。あれ、欲しい!(笑)
小道具に使われている本が、ドラマ版も映画版も、ちょっとベタかもw。
それにしても、パイフオルガン職人とは、また、なかなか思いつかないものをフィーチャリングしたなぁと。
それから、宮沢氷魚。どこかで大きなポスターで見た気がしていたんだが、数年前のJR東日本"SKI SKI"だね。