LUNACY

cygnus' blog

東山魁夷展

2018-10-27 22:13:47 | 美術展・博物館
国立新美術館

唐招提寺の襖絵が目玉。

展示は、編年体に近く、東山魁夷の生涯を追うような感じで、こんな路線の絵も描いてらしたんだと、勉強になりました。
たとえば、琳派の影響を色濃く反映した作品とか、輪郭線のはっきりした作品とか。
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山本航暉『スピノザの海~蒼のライフセーバー~』全3巻

2018-10-22 18:59:33 | 本・コミック
協力・監修:飯沼誠司
航暉はかずきと読むらしい...。

最初、スピノザ?ってなったけれど、第5話ラストに書かれてる
「賢人の仕事は いかに死ぬかではなく いかに生きるかである」(※)
そして最終話の
「運命とは受け入れるべきものではない。それは自ら選び創り出すものだ」
という箴言から取られていたんですね。

そして、※を承けてのゼンさんの、
「(何をしたいかじゃなくて)どうありたいですか?」がグッと来ますね。
僕自身も虚を突かれてしまった感じ。

全体として、ドラマ過剰気味だけれど、やはり、つい読ませられてしまう(電車で乗り過ごしかけた)作品でした。
マガジン(月刊だけれど)なのに、ジャンプとはまた違った熱さがあった気がします。


あと、状況は違うけれど、人工呼吸でキスのシーンは、橋口亮輔監督『渚のシンドバッド』を思い出したわ。
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アンドレア・バッティストーニ指揮「アイーダ」神奈川県民ホール

2018-10-21 00:37:04 | ピアノとクラシック
結構、あちこちのホールに行っている方だと思うけれど、ついに、神奈川県民ホールにまで行ってしまった感w。
そして、1年に2度もアイーダを観てしまった。

しかし、やはり、僕のお気に入りバッティストーニが、イタリアオペラをやるっていうんなら、観に行かねばなるまい。
しかも、『アイーダ』ですよ。
公演を、観ても、自家薬籠中のモノとしているんだろうなぁと感じました。

まず、最初に、企画した神奈川県民ホールなどなどの団体にお詫びしなくてはならない。
何故かというと、チケットも新国立劇場より安かったし、あまり、期待していなかったのです。
しかし、オペラとして本寸法ものを提示してもらったというか、衣装も舞台装置もちゃんとしていて、
チケット代(プラスちょっと)はしっかり還元して頂きました。
何より、アムネリス。僕がいままで観たアイーダ公演の中では、一番佳かったです。
福井ラダメスも安定感あって、安心して観ていられました。

普通のトランペットでごまかされるかと思っていた、凱旋の場でのファンファーレ。
しっかり、アイーダ・トランペットを使っていてうれしい。
しかも、今回は、1階席やや後方だったので、吹手のラッパの向きがダイレクトに僕の方を向いていて、迫力に満足。

バッティストーニ。
第2幕から、もう、跳ねってるし(笑)。
凱旋行進曲での、タメの作り方というか、ポーズの入れ方、リタルダントのかけ方、巻き方が、やはり、「ぽい」感じでしたね。

それから、アイーダを何回も観た(ディズニーミュージカルも含め)から、ストーリーが頭に入っているから、字幕を見ずに歌とお芝居に注目できるようになってきた。オイラ、エラい(違)。


これは、蛇足だけれど、東京フィルの今後のフライヤー見て思ったけれど、バッティストーニは、もはや、完全に、日伊友好の架け橋そのものの仕事人になったなぁ。
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碧也ぴんく「星のとりで」既刊2巻

2018-10-21 00:03:53 | 本・コミック
碧也を、「あおや」と読んでしまっていました。。。大汗

戊辰戦争ものに手を付けてしまいました。
これは、とくに箱館戦争に特化したものですが。
それにしても、土方歳三の人気は凄いなと思わざるを得ない。。。

僕は、もともと武士の歴史ものストーリーはそんなに興味なかったのです。
戊辰戦争ものも、小説とかほとんど読んだことなくて、杉浦日向子の上野彰義隊についてのコミックだけ。
白虎隊も、五稜郭も、ドラマでやっていたのは知っているけれどという感じ。
昔、新撰組についてあまりよく知らなくて、父親から呆れられたというか馬鹿にされたのがトラウマであったというのもある。

さらに、「風光る」も長そうだし、「ちるらん」はノリについていけなさそうだしと敬遠していました。
しかし!
この「星のとりで」。表紙が反則です(笑)。ジャケ買いです(爆)。
東北地方(僕は岩手県だけれど)出身として、ストーリー的にもちょっと親近感。
額兵隊の星恂太郎とか初めて知ったわ。ありがたし。
楽しく勉強になるし、これは、ちゃんと最後までおつきあいする作品になりそうだ。
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猪ノ谷言葉「ランウェイで笑って」第7巻

2018-10-20 23:01:10 | 本・コミック
いやぁ週刊連載は、単行本発刊ペースも速いわ。。。。

本巻から監修付きとな。慶賀。
猪ノ谷を「いのたに」と読んでいました。すみません(大恥)。

登場人物増やしすぎて名前付けるの大変になっていないか、無用の心配してたりする(苦笑)。

龍之介のキャラ結構いいね(笑)。

ちうか、ファッションショーが目玉の、文化服装学院の学園祭とか。武蔵野美術大学の学園祭とか、もう再来週やん。ってことに気がついた。

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最近読んだBL2作品

2018-10-20 22:41:04 | 本・コミック
★苑生『被写界深度』(上)(下)

主人公二人とも、親と同じような(継ぐとまでいかなくても)進路選択になっているけれど、いまどきの高校生・大学生も、それをありふれたこととして受け止めているのかな?この意識の世代差はどうなんだろう?ということがちょっと気になりました。
ともあれ、早川じゃないけれど、紺野のようなキャラは、僕も憧れるわ。


★にやま「僕のおまわりさん」

一番リアルというかツボったのは、実は、誠治がおっさんボディを自嘲するも、晋はそれでもというところ。
これ、セクシャリティ・ジェンダーを問わず、中年になると、切実なところな気がする。マジで、愛だよね(苦笑)。



どうでもいい話。
電車で、座って「被写界深度」を読んでいるとき。ハグ&キスが始まったから、ここらへんで読むのをやめておこうと本を閉じたとき。
隣の女性がページ(というか本)と僕の顔をじろじろ見られて辛かった。。。。
こっち見んな!と言えないチキンです(笑)。
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木村草太「自衛隊と憲法 これからの改憲論議のために」

2018-10-20 22:33:34 | 本・コミック
木村草太先生の、一般向け平易な解説本。

論点が整理されていて、頭の交通整理に最適。
中学の公民や、高校の現代社会の復習でもあるかな、と。

しかし。
甘い!という感じが拭えないのです。
読者が、法治主義・立憲主義を理解し擁護する人であるという前提に頼りすぎている(というかそういう人にしか届かない)気がするのです。
ここ10年、安倍政権とその背後勢力というものは、その前提を無視するあるいは破壊することが当然なわけですから。
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『太陽の塔』

2018-10-14 22:53:42 | 映画
シネクイント

太陽の塔という作品を通して、というより、キッカケにして、岡本太郎の全てに迫った作品。
多数の一へのインタビューを元に、それをタペストリーのように織り交ぜながらのストーリー。

岡本太郎の発した問いについては、僕たちひとりひとりが答を考え続けなくてはいけないものなのでしょう。きっと。


ちなみに、太陽の塔には、僕は千里丘陵の国立民族学博物館へ行ったときに間近で眺めただけで、内部に入っていないので、いつか入ってみたい。
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『ある個人的な問題-レインボウ』

2018-10-13 21:37:49 | 映画
恵比寿ガーデンシネマ

タヴィアーニ兄弟(ヴィットリオ遺作)

イタリアのレジスタンス運動に参加した若者たちの青春群像と恋愛模様(つまり仲間と嫉妬)を通して、戦の残酷さと、生と死を問うた作品。

イタリアのレジスタンス運動については、冨山房から出ている『イタリア抵抗運動の遺書』は読んでいるけれど、もうあまり覚えていない感じ。

タルコフスキーの映画のように、叙情的で美しい北伊の情景が描写されていた。
そして、あんなに霧が多い気候とは知らなかった。

さり気なく出てくる神父や、銃処刑される地元少年が、スパイスのように効いている。
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