LUNACY

cygnus' blog

『ポルトの恋人たち 時の記憶』

2019-01-27 20:10:59 | 映画
シネマジャック&ベティ

舩橋淳監督

これもシネマートでやっているのが気になりながらも見損ねていた映画。

復讐を遂げる意味とそれに到るまでの揺らぎを描いた作品。。

まず、柄本佑って、背が高いんだな...(驚)。

あと、主演女優の名前も役名も、聖母マリア由来の名前というのは、ストーリーの何かを象徴しているのかなと思ってみたり。

構造も面白いし、ロケ地映像も綺麗なところが多く、うたれますね。
そして、蒼くほの暗いけれど、細かいところまで描写されている絵が美しい。
つまり、美意識に、すごく僕が引き込まれたってことだな。

社会批評になっている部分もあって、まともなエリートさんには辛い(偽物エリートは眼を背けるか逆ギレする)ところもあるかと。

エンディングで、高野悦子に捧げるとなっていたけれど、「二十歳の原点」すら読んでない不勉強な僕には宿題だな。
元岩波ホール支配人の高野悦子さんではないよね?

とりあえず、ポルトガルにも行ってみたいと思う作品でした。
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『モダン・ラブ』

2019-01-27 20:10:28 | 映画
シネマジャック&ベティ

こ下北沢で何やらなっているのが気になっていたやつ。
学生時代、物理系で天文学やっていた(これでも&ドロップアウトしたけどw)から、そこに引っかかった(笑)、たぶん。

ただ、SF的だったり量子力学的な感覚の織り込みよりも、これ、統合失調症のひととコミュニケーションしてたときに近いなという感覚がしました。

とりあえず、共感するよりも、僕のコンプレックスを衝いてくる作品でした。
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「ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新」

2019-01-26 23:31:00 | ファッション
佐藤誠二朗 [著], 矢沢あい [挿絵]

矢沢あい先生がイラストで復活ということで、速攻で予約していた本。やっと、読み通しました。

中身は、タイトル通り、メンズのストリートファッションの変遷を丹念に追っていった解説。
とにかく、僕が、洋楽と映画に弱いので、そこにもっと詳しければ、より深く読み込めたと思うと、ちょっと悔しい。

矢沢あい先生のイラストもさすが!という感じなのだけれど、モデルさんたちのスタイルがいい(頭が小さくて脚がメチャクチャ長い&細い)ので、スゴく憧れながら眺めてました。
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「ボヘミアン・ラプソディ」

2019-01-26 20:08:59 | 映画
シネマサンシャイン池袋

フレディー・マーキュリーの生涯を描いた作品。
まぁ、タイトルから自明か。

クイーンの楽曲をライブ感で楽しめるようにしていて、堪能しました。

しかし!
ストーリー中、どこにも"I Was Born To Love You"が出てこないって、どうよ(笑)。

あと、歌の歌詞は英語の原語歌詞字幕+日本語訳詞の方がよかったなぁ。

それから、エンディングスクロールに過去のクィーンの映像が出てくるんだけれど、やはりフレディー・マーキュリーはスタイルがいいのう(しみじみ)。
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「アタラント号」(4Kレストア版)

2019-01-14 18:55:05 | 映画
"L'ATALANTE"
イメージフォーラム

ジャン・ヴィゴによる伝説的な作品(1934年)。
僕は、学生時代(だから20年くらい前)に、ロマーヌ・ボーランジェが出ていたジャン・ヴィゴの伝記映画でこの作品の存在を知りました。
ので、やっと観られたというか、古典のお勉強のつもりで観てきました。

ストレートなラブストーリーですね。
チャラい行商人のアクションがチャップリンっぽかったな。
もうちょっと水夫の少年をキャラクターとして活かして欲しかったかな~という気もする。

あと映像が修復されているから、ノイズがなくて逆に寂しい感じも(苦笑)。
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重松成美「ブレードガール 片脚のランナー」第1巻

2019-01-14 13:22:37 | 本・コミック
重松成美って、意外と熱いストーリー描くひとだよな。
"BABEL"読んでいたけれど、その頃は気づかなかった。世阿弥も熱かったんだな。

これは、タイトル通り義足ランナーの戦いのお話。

しかし、パラリンピックは来年だけれど、このストーリー、その時までにヤマを持ってこられるのか?他人事ながら少しスケジュール心配。
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穂積「僕のジョバンニ」第4巻

2019-01-14 00:19:36 | 本・コミック
何か、ストーリーがだんだん盛り上がってきた感あるねぇ。

さらに、やっと、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」とシンクロしたね。
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「テンジュの国」第3巻

2019-01-14 00:17:17 | 本・コミック
泉一聞

チベットのお勉強。
ストーリーもメチャほんわかしてますね。

そして、衣装(にかぎらないけれど)のデザインが緻密だねぇ。毎回書いている気もするけれど。
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「シシリアン・ゴースト・ストーリー」

2019-01-13 20:39:00 | 映画
シネマカリテ, 原題も"Sicilian Ghost Story"
2017イタリア・フランス・スイスイ合作
ファビオ・グラッサドニアとアントニオ・ピアッツァの共同監督

1993年にシチリア島で起きた誘拐事件に着想を得た小説の「白い騎士」が原作。

主役のルナ役とジュゼッペ役、そして、ルナ父役は、全員、シチリア島に生まれたり育ったりという地元密着系。

事件の犠牲者の少年への鎮魂作品なのでしょうね。
ただそのストーリーもさることながら、映像の叙情性にうたれる作品。そこの部分は、僕の好みの路線。
とにかく、アングルとレンズにこだわりまくっているのがわかります。収差出ようが、バリバリ広角使うの大好き(笑)。

ルナという名前は、後半に陽に出てくる月夜とのかけことばかな?

あと、最初のほう。
バイクで二人乗りして町を抜けるところとか、フェリーニとかの昔のイタリア映画を彷彿とさせますね。


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「ルーベンス展」

2019-01-12 20:37:34 | 美術展・博物館

国立西洋美術館

夜間開館なら空いているかと思ったけれど、甘かった。

雷にかかわる仕事していたから、見終わっても「パエトンの墜落」が気になって仕方ない。

それにしても、大きな作品も小さな作品も描きこなすスゴい人だったんだな、と。

それから、晩年は外交官としての仕事もしていて、絵描きでそういう人は珍しい気がする。
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「語り継ぐこの国のかたち」半藤一利

2019-01-05 22:21:43 | 本・コミック
多くが、過去の原稿の拾い上げだけれど、読むべし。

以前から何冊か読んでいる半藤さんの本。やはり、勉強になります。
明治中期迄の薩長藩閥の跋扈については、この本でもっとも僕が不勉強であることを思い知らされた点。
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『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』"Westwood: Punk, Icon, Activist"

2019-01-05 20:25:27 | 映画
角川シネマ有楽町

ヴィヴィアン大好き人間としては見逃す訳にはいかないこのドキュメンタリー。


労働者階級からの、幾度もの挫折を経ながらのサクセスストーリー。
カットされた部分も多かろうと思う。
ゆえに、自叙伝が発売されていたのは知っていたけれど、やはり、買っておかねばという思いを新たにしましたわ。

インディペンデントという言葉が出てきたけれど、やはり、コレがヴィヴィアンのキーな気がしていて、僕もそこに魅力を感じている(からこそ次々とアイテムを買ってしまう)んだと思う。
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