原語で(実質フルバージョン)の上演は、日本初とのこと。知らなかった。
序曲や、写真(ロビーの花生けオブジェ)のモチーフになっているリンゴを弓矢で射貫くシーンくらいしか知りませんでした。
圧政からの独立や、親子の絆がテーマになっていたんですね。後者の場面では、涙。
将軍麾下のメンバーの乱暴な振る舞いのところ。衣装や演出に、どうしても、二度の世界大戦を思い出してしまう。
とくにバレエのシーンにシャーロット・ランプリング主演の「愛の嵐」をイメージしたのは私だけ?
ドイツ(神聖ローマ帝国)に周辺国(舞台はスイスで今もフランス語エリアあるしロッシーニはフランスの人)は昔から今に到るまで悩まされ続けてきたのかな?と思ってみたり。
(となると、原作戯曲の作者がシラー(ドイツ)ということに、なおのことその意味を考えてしまう)
当たり前だけれど、お芝居のみのシーンがほとんどないから、音楽だけで、長丁場の舞台。こら、オーケストラが大変だと思いましたわ。