ヒューマントラストシネマ有楽町
ものすごく人種とジェンダーのバランスが取れている多様性の高校生学園映画でした。
斎藤環さんが、ジョックスもナードも出てこないとおっしゃっていたけれど、確かにその手の価値観は出てこなかったですね。
卒業前夜のパーティーいうてもカジュアルなもので、プロムとは違うもの。
勉強と遊びを両立しているヤツっているんだよね。僕も優等生でも秀才でもなかったけれど、ミジメな思いをしていたのは同じ。
そして、クラス担任が、10代のウチにハジけられなくて20代になって取り戻そうともがいたエピソードを語るけれど、これまた僕の傷に塩を塗り込む系(苦笑)。僕は、取り戻せなくて、つまり、10代20代のやっておくべきことを出来ずに、遊び慣れしていない30代40代になってしまった(涙)。
ミュージカル映画の要素を取り入れているけれど、もうちょっと各ナンバーが長くてもよかったかな?
あと、やはり、舞台設定となっている高校は、エリート校(寄り)だよね?たぶん。
現実のアメリカ各地の高校は、もっと社会階層が違うんじゃないのかな、と。