新島八重の説明はあっても、「八重の桜」のポスターはさすがに見かけなくなってました。
当然ながら、ファミリーがいっぱい。
沿線の撮影も多くてビックリ。
新津→会津若松で乗ったのだけれど、ひたすら阿賀野川に沿って登るんだな。
途中、給水もあるし、炭水車の石炭メンテもある。
そういうことを考えたら、それなりのスピードを出す1946年製のSLスゲーって思う。
重油併燃もほとんどしていないみたい(C57-180は)。結構な距離を走るので、車内の石炭の煤もかなりたまるんだな。
あと、汽笛がものすごく長く鳴らされるのも印象的。
それにしても、これが走り始め20年以上というのもまた自分が齢をとったのを感じるわ。
東京都写真美術館ホール
最初の某俳優のナレーションが下手だったけれども、それ以外は愉しめた。
森山大道サンは、コンパクトカメラでバリバリ撮っているのは知らなかった((驚))。
しかも、片手撮りのときも多いし。
あと、スナップ撮影の光景見ながら、一歩間違えたらストーカーやんとツッコミしそうになったり。
紙の本の製造工程とパラレルに組み合わせながらのストーリーも面白い試み。
横浜シネマリン
今村圭祐監督。
水間ロン主演。
家族の不和と和解を巡る日本と台湾にまたがるドラマ。
映像の美しい作品。
また、広角の構図とか、顔のアップですらローアングル攻めとかの、下から目線がツボ。
シネスイッチ銀座
岩井俊二監督"Last Letter"の中国翻案版。
キャラクター名が替わり、仙台が大連になり、夏が冬になり、生物部がサッカーになり、といった設定変更はあるものの、ストーリーはそのまま。卒業式の答辞も日本語訳としてはそのまま。
日本版を観ていてストーリー知っているのにどうしてこんなにのめり込めてしまうのか。岩井俊二監督の恐ろしさだろうなあ。
シネスイッチ銀座(地階のほう)は、岩井俊二監督"Love Letter"を観た映画館でもあり。あれから、四半世紀。時が経つのは、はやいなぁ...。
あのときは、確か公開2日目で満席だったのに、今回は新型コロナ禍下の事情もあるとはいえ、一桁の観客。さみしい...うっく。
ヒューマントラストシネマ有楽町
ものすごく人種とジェンダーのバランスが取れている多様性の高校生学園映画でした。
斎藤環さんが、ジョックスもナードも出てこないとおっしゃっていたけれど、確かにその手の価値観は出てこなかったですね。
卒業前夜のパーティーいうてもカジュアルなもので、プロムとは違うもの。
勉強と遊びを両立しているヤツっているんだよね。僕も優等生でも秀才でもなかったけれど、ミジメな思いをしていたのは同じ。
そして、クラス担任が、10代のウチにハジけられなくて20代になって取り戻そうともがいたエピソードを語るけれど、これまた僕の傷に塩を塗り込む系(苦笑)。僕は、取り戻せなくて、つまり、10代20代のやっておくべきことを出来ずに、遊び慣れしていない30代40代になってしまった(涙)。
ミュージカル映画の要素を取り入れているけれど、もうちょっと各ナンバーが長くてもよかったかな?
あと、やはり、舞台設定となっている高校は、エリート校(寄り)だよね?たぶん。
現実のアメリカ各地の高校は、もっと社会階層が違うんじゃないのかな、と。
ル・シネマ
マルコ・ベロッキオ監督
第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門。
シチリア島のマフィア抗争と、彼らの倫理というか筋の通し方を描いた作品。
2時間半ずっと、ストーリーに集中できました。
自分が、マフィアだったら、まず神経が保たないなと、つくづく思わされたわ。
映像がこれまた美しいのも佳かった。