LUNACY

cygnus' blog

『全国高校生花いけバトル 関東大会 2024』

2024-06-16 20:57:23 | 冴えない日記
於:サンシャインシティ噴水広場
https://hs.hanaikebattle.com/2024/04/26/kantou2024/
開場から予選、決勝トーナメント(準決勝&決勝)、表彰式とブッ通しで6時間、観客席(といっても椅子なし=立ち見)で観覧してました。あ、観客による投票もあったから、少しだけジャッジにも参加したことになるのかな。

とにかく、全バトラーが、5分間で凄まじい量の作業と判断下しをしていて、脱帽。高校生エナジーに称賛を送りたい。
全バトラーにインタビューというのも、時間がかかるけれど、陽のあたらない人が出ないという配慮はこれでよいのではないかと思う。また、入場においても全チームに軽いパフォーマンスさせて紹介するのも同じく。たしか、新体操の開会式が同じような方式だったよね。

予選であっても(とくに)後半は、ジャッジとして甲乙付けがたい作品も多かったです。
とにかく、花器がとても小さく見えるくらいのダイナミックな作品が多くてビックリ。
特に、男子。昨年の予選トップの正則学園高校"TWINS"なんかね。僕が、高校生の頃、もちろん華道部ではなかったけれど、あんな大胆な思い切ったことできなかった。
あと、男子ネタで、大成高校「つぶあんとこしあん」(男女混成チーム)の彼。アディダスの靴のツッコミも受けたけれど、ステージを走りまくるひたむきさに◎

ちょっと気になっているのが、指導者について。指導者の能力(と予算によって)、部活としてのトレーニングの質に各学校間の格差が生まれないかい?
高校スポーツ強豪校からの類推でそんなことを思ってしまった。
さらに、指導者がらみでひとつ。
決勝の勝ちは、今回のルールでは、間違いなく、文句なく、都立小石川「めがね」だったと思う。作品は、圧巻の一言。
ただね、対戦相手の昌平高校「ライラック」と並べてみたときに、あれ?と思ってしまって。
これ、生け花の流派が違うんじゃね?と。池○と、小○流(や草○流)の違いがあるんじゃね?と。教わった師匠の流派の差が出たのかもしれないなと。
すなわち、もしかしたら、テニスでも野球でも軟式と硬式を分けるのに、それを一緒にバトルさせてんじゃね?と思ったのね。
そこは、モヤる点として残ったかな。

あと、中間講評で華道家の先生が指摘されていて、あっそうかと思ったのだけれど、今日、大会に使われている花材。
良い意味で贅沢というかゴージャスだよね。確かに、関東大会は恵まれているんだろうなぁ、と。
地方大会や、各学校での練習時間に、こんなに色とりどりでかつ十分な量の花材の準備って不可能だよな....。


最後に、何はともあれ、ウクライナやガザなどの紛争地域では、華道どころじゃないわな....。平和って大事。そんなことも思いました。
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夏目イサク「花恋つらね」第10巻

2024-06-08 19:12:16 | 本・コミック
これにて完結、と。 足かけ9年って、確かにそんだけ経ったんだね。
読み終わってからも、第9巻と第10巻を何度も(飛ばし読みだけれど)読み返しています。

何かすごくエエ話感があるんだよね。 僕が歌舞伎を観た回数はそんなにないので、かなり歌舞伎作品の勉強になりました。

このコミックは、BがLっちゃうお話だけれど、時代がこれだけオープンになってきたんだし、現実問題として、歌舞伎役者同士の恋愛もあろうし―たぶんそういうことはきっと大昔からあったんだろうし、宗家の跡継ぎを実子じゃなければとウルサく言い始めたのは明治期以降なんじゃないかと僕は勝手に思ってる―、また、この先、新進の作品を歌舞伎演目に取り込む場合もいろいろな恋愛の形が入ってくることは不可避だろうと思うんだ。
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