LUNACY

cygnus' blog

「王立宇宙軍 オネアミスの翼」(4Kリマスター版)

2023-06-25 22:18:44 | 映画
新文芸坐
坂本龍一追悼企画。そっか、これも音楽が坂本龍一だったか、と。
これをラインナップに持ってきたことに、センスあるな、と。

公開された次の年?かに、ビデオで観た。だから、35年ぶり!
すっかり忘れていて、こんなストーリーと絵だったんだ、と。

・ロケットがソ連のサリュートに似て見えるんだよね...。
・ストーリー設定の世界初の宇宙飛行は、実世界では、ガガーリン大佐、ソ連だよね。
・(ストーリー上で)緩衝地帯から発射とか、実際の戦闘があるとか(その目的が相手の技術の奪取とか)
というあたりに、当時まだ残っていた冷戦構造を微妙に感じるし

・カルト宗教っぽいものも、(ノストラダムス大予言的な)世紀末終末感も描かれているあたりに、
80年代の世相の反映を感じました。

ほか、飛ぶシーンが何度も出てくるけれど、気象的な知識が増えたいまは、いろいろとツッコミしたくなったけれど、それをするのは無粋というものだよね。


この作品の制作にかけた年数を聞いて、坂本龍一の音楽とあわせて、当時は社会に余裕があって精神的に豊かだったんじゃないかと思ったりもしている。
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「ガウディとサグラダ・ファミリア展」

2023-06-25 22:03:13 | 美術展・博物館
国立近代美術館

金曜夜間開館を狙って行ったにも関わらず、かなりの混み具合。人気に驚き。人の流れに逆らわないように観たせいで、出口まで2時間弱かかかった。
僕が理工系のせいもあるのかもしれないけれど、幾何学とのからみの解説とそれによる理解?鑑賞?の深まりが嬉しい。
ちょっと、(おそらく僕が不勉強のせいで)わからなかったのが、最後の方の日本とガウディの関わりのところで、今井兼次先生とその作品への言及の少なさ。文京区後楽園近くの東洋学園大学のフェニックスモザイクとか、長崎の二十六聖人記念聖堂とかスルーされちゃうんだ、な、と。
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「老ナルキソス」長編版

2023-06-18 18:41:57 | 映画
K's cinema

戦後の同性愛者をめぐる環境の流れを組み込んだ、老年ゲイとZ世代若者ゲイのストーリー。

それにしても、キャラ名で山崎のようなゲイはどのくらいいるんだろうか?(経済的な意味。ウリセン買える、アトリエの一戸建てを持ってる、ビンテージのクルマを持っているなど) いや、いるとは思うし、山崎の旧友たちをみれば、人それぞれで必ずしも多数派ではないのはわかるのだけれども。
村井國夫が随分老けた役やってるなぁと思ったけれども、キャラ上の年齢と実年齢がだいたい同じなのか!時の流れを実感。

若いカップルの愛の巣?の部屋にある本棚に、Python3の本が並んでいた!(笑) 大木はソフトウェアエンジニアという設定なのか?

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