勉強会に参加して、八ヶ岳山麓まで行って参りました。
長坂といえば、「あずさ」ほか中央本線の鉄道写真撮影名所ですが(笑)。
<独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 委託事業>
大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究 北杜サイト
という長ったらしい名前のが正確なようです(笑)。
事業主体は、NTTファシリティーズと北杜市。
現地の市民用看板には、「北杜サイト 大規模太陽光発電研究所」となっていました(笑)。
展望所から一望すると、こんな感じ。曇っていて、八ヶ岳連峰は見えませんでした。

この石碑は北杜市長名が刻まれております(笑)。いわくつくのようで(笑)。
ちなみにココには「国事業NEDO委託 太陽光発電実証の杜」w。
とりあえず、最近、相次いで作られたメガソーラーは事業を目的にしていますが、コレは、研究が目的。
特にその研究の目的は、多種多様なバリエーションのある太陽電池の<それぞれのタイプの(ココ重要!)>特性を<様々な観点から(ココも重要!)>調べること。
あと、パワーコンディショナー(PCS)を使って系統安定のためにはどうすべきかを調べること。
(説明聞いてつくづく思ったけれど、ある程度の専門知識がないと、この研究施設で何をやっているか説明できないぞw。市長とか議会議員サンにはキツイかと)
そういうわけで、それはそれはバリエーションに富んだ太陽電池が並んでいます。
単一発電所として、27種のバリエーションは、世界一だそうで(笑)。

ゲート入りたての三菱重工のアモルファス型。

ホンダのCIS型。
などなど。
なお、発電所内、どこでも、一つのまとまりが出力10kwになっておりやす。
最も理想的な状況で発電ができると1800kw強の発電量になるそうです。ちなみに敷地は6ha。

日立製作所との共同によるPCS。外面は、タダのコンテナにしか見えません(笑)。

第2期展開エリアから眺めたの図。軽トラは草刈り業者さん。
電力方面の専門的なお話は省きます。
説明員の方によると、とにかく、環境配慮型で作らなくてはならないのが大変だったようです。
排水がご近所の金魚の養殖池を汚さないかとか、電磁雑音とか、希少種ネズミの保護とか。
※石碑の写真以外はクリックで拡大します。