LUNACY

cygnus' blog

『ハッピーエンド』

2018-03-31 22:03:00 | 映画
角川シネマ有楽町

ミヒャエル・ハネケ監督

毎度の路線。気分がよくなる映画ではないけれど、日常にノイズを入れるための映画。
たぶん、きっと、僕たちのまわりにも相似なことが起きていると想像力を展開させるべきストーリー。

本作では、時事的なこともあってか、人種差別の描写がいつも以上に響いてきました。
本筋ではないのだけれど。

エヴ役のファンティーヌ・アルドゥアンは、可愛いだけでなく、ちょっと注目しておきたいかも。
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「ちはやふるの世界~末次由紀 初原画展~」

2018-03-24 21:24:35 | 美術展・博物館

西武ギャラリー

真っ先に無声絶叫してしまったのが『ちはやふる』連載開始から10年超えとの事実提示でした。僕も齢とるはずだわ(苦笑)。

各表紙に水彩を重ねていたのは、初めて知りました。

制作過程のムービーを見て、なんと細やかな作業なのかと恐れ入りました。

ちなみに、襷をかける男子(太一も新も)に萌えた(笑)。
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三国街道・塩沢宿・牧之通り

2018-03-21 17:48:40 | 街・散歩・小旅行
ガーラ湯沢支線を乗りツブし。そのついでに、近辺で見所ないか探して見つけたのがここでした。
『北越雪譜』の鈴木牧之ゆかりの塩沢宿。






スマホ用広角レンズ忘れたし、天気もアレだし。コレが私の限界(苦笑)。

鈴木牧之『北越雪譜』の雪の結晶の図。



雁木にも注目。越後国の中でも少し違いある?
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柳田邦男『空白の天気図』(文春文庫版)

2018-03-18 23:44:24 | 本・コミック
気象に関わる仕事をしている人間として、読んでおかなくてはならないと思っていた作品でした。

まず、気象以外の運輸やエネルギーや通信といったインフラの仕事に就いている人の意識の凄さを感じました。
原爆を落とされてもなお、欠測なし。
2ー3日で鉄道もすべてではなくとも、復旧。
いまの自分は、仕事にそこまでのプライドや社会への貢献意識を持てているか?と考えずにはいられませんでした。

いわゆる黒い雨の被害地域についても、枕崎台風の被害についても、そして、枕崎台風による中国新聞の原爆関連資料流出や京大チームの遭難は全く知りませんでした。
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「息衝く(いきづく)」

2018-03-18 23:43:34 | 映画
木村文洋監督 ポレポレ東中野

時間軸を行き来する構造が入っていて、その構成はなるほどとは思うのだけれど、その伏線の割りに、森山の主張や、教団の教義や、社会との相克がちょいとわかりにくかったかな。あと、原発問題との関わりも。
ちょっと、(予算の事情もあるのだろうけれど)テーマの作品への落とし込みの未消化感あるかな。

イメージされている新興宗教教団ふたつあると思うのだけれど。露骨に政党まで作っているほう。
選挙の開票時間に、信者がひたすら唱えているというのは知らなかった。
でも、あの教団、この10年くらい教祖の姿を見た人いないっていうのは、どういうことなんだろう?神格化の布石じゃないかと、いつも思っている。
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「江戸の女装と男装」展

2018-03-18 23:28:26 | 美術展・博物館
太田記念美術館

役者絵が多かったですね。
この美術館、さらりと喜多川歌麿とか東洲斎写楽とか、何事もないように自然体で並べるからスゴいのよね。

しかし、吉原の俄とか、歌舞伎役者と演目とか、日枝神社(山王)の祭りの習わしだとか、本当に自分の教養のなさを痛感する展覧会でした。

ちなみに、本展覧会で、一番好きだったのは、月岡芳年『月百姿 賊巣の月 小碓皇子』(日本武尊)と、歌川広重『巴御前』。
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草場道輝「第九の波濤」第4巻

2018-03-18 00:00:32 | 本・コミック
今巻では、ほとんど凪子さんと東京側のクジラの話が出てこなかったねw。
なかなか、パラレルな話って描きづらいかもね。

でも、今巻も面白かった。海って大変だ。空の世界もだけれど、間違えたら命が危ないもんな。
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国立西洋美術館「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」

2018-03-11 17:22:15 | 美術展・博物館


イスパニアとの国交150周年記念。失礼ながら、読売なのに、よくこんなちゃんとしたものをという印象。

ベラスケス以外も、有名どころの作品がたくさんあってびっくりしました。
エル・グレコ、スルバラン、ルーベンス、クロード・ロラン、ブリューゲル父、ヴァン・ダイク。
その意味でも、おとくでした。

とにかく大きなサイズの絵が多くて、絵との距離感が難しかったです。

また、各作品の解説を読みながら、作品の依頼者と画家の意図・葛藤を考えることが多かったです。
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「シェイプ・オブ・ウォーター」

2018-03-04 22:08:04 | 映画
原題"THE SHAPE IF WATER"のまま。

2017年第74回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞(最高賞)受賞作品
ギレルモ・デル・トロ監督

ファンタジーラブストーリーとなっていましたが、どこかしらSFっぽさも感じました。

とにかく、美術とメイクが凄いな、と。なんかE.T.ぽくもあり。
あと、暗い青い映像が印象的。
そして、ミュージカルを取り入れてもいるけれど、音楽についても意識的な作品でした。

あと、たくさんの引用があったと想像するのだけれど、こちらの教養がないのだから仕方ないか。

米ソ対立が構造として使われているのだけれど、冷戦が終わったにもかかわらず、トランプ政権の成立のごたごたを見るに、笑えなところもありそう。
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宮下奈都『羊と鋼の森』(文春文庫)

2018-03-04 21:59:12 | 本・コミック
映画化されてこの夏に公開で、文庫版が出たので、前から気になっていたこともあって、慌て気味に読みました。

ピアノの調律師ものなので、荒川三喜夫「ピアノのムシ」とカブること多かったです。

最近、「空男」「ブルーピリオド」「ランウェイで笑って」とか読んでいたから、その手のティーンエージャーの職業選択の歩みを描く路線でもあるかな。最近、はやりなのかも。

読み始めのころ、もっとクラシック曲が出てくる描写なのかと思ったら、そうではなかったですね。

主人公の外村(外山じゃないよ!(笑))を取り巻く人びとの、各キャラクターの味がいいですね。

自分もピアノ習っていて、調律師さんの仕事風景を見ていたから、なじみやすい小説でした。
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外山啓介ピアノ・リサイタル (3rd, March 2018) トッパンホール

2018-03-03 20:07:02 | ピアノとクラシック
トッパンホールに来たのは久しぶり。本人も、日本音コン予選以来と、プログラムに書いているね。
今年は、HAKUJUの代わり?にトッパンということかな。

ブラームス:3つの間奏曲 op.117
 第1番 変ホ長調 / 第2番 変ロ短調 / 第3番 嬰ハ短調

ブラームス:6つの小品 op.118
 第1番 間奏曲 イ短調 / 第2番 イ長調 / 第3番 バラード ト短調
 第4番 間奏曲 ヘ短調 / 第5番 ロマンス ヘ長調 / 第6番 変ホ短調

シューマン;交響的練習曲(遺作変奏付) op,13

<アンコール> ショパン:ワルツ第7番op.64-2


ブラームスは、悪くないというか、丁寧で、綺麗な彼らしいといえば彼らしい演奏だったかな。
確かに、パンチを効かせるような曲じゃないもんね。
今回、ブラームスも演奏したから、これで、ドイツの3B全員演奏したのかな。

シューマンのほうが気合入っていた感じ。
うん、彼もスイッチが入った感じがした気がする(笑)。
ラストは手が上がっちゃってたし。
ただ、フィナーレは(相変わらず?のスイッチ入ったとき定番なのだろう)速弾きな感じでした。
もっと、聴かせてよ、みたいなw。
彼は、シンコペーション好きなのかな?(笑)


とりいそぎ。
Comments (2)
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