衛星ハイビジョン放送で毎週月曜日に放送している「プレミアム8 ワイルドライフ」
珍しく夜8時の放送時間に帰宅したので、90分の長丁場を覚悟してチャンネルを合わせた。
今日はタンザニアのンゴロンゴロ自然保護区が舞台。今日の放送内容を2分程度に要約したオープニングでは、正直なところ、クレーターかどうか今ひとつ視覚的に実感できない。それだけ広大だと言うことなのだろうと納得して、お腹が減ったのでシチュー作りを
開始。こういうときは、キッチンカウンターでないため料理しながら画面を眺められない、この住処の間取りがまどろっこしい。タマネギとジャガイモ、カリフラワーそして
カブを一口大に切って、沸騰したスープに投入。同時にフライパンで、解凍した鳥もも肉をオリーブオイルで焼き色をつけていく。フライパンを火にかけたまま、一瞬リビングへ。おお、チーター兄弟が悩んでいる。平原の向こうにいるレイヨウに視線を投げたが、相手が大きすぎて諦めたというコメントが、何とも親切でおかしい。お、次はハイエナの登場か・・・じゃ、料理に戻ろうと思ってしまうのは、動物番組もタレント性に左右されるということか。きつね色になった鳥を鍋にいれて、もちろんフライパンの鍋肌も洗ってスープに加える。後は時間が味を付けてくれるから、弱火でコトコト。ふさおまきメスが
帰ってくる9時30分までは、テレビを見ることにしましょう。
といいつつ、リビングの円テーブルに座ると、夕刊も読みたくなり、どうしても画面に集中できない。というか、私はいつも2つ以上に気が行く、心の決まりになっている。集中力がゼロということなのでしょうね。ああ、今度はクロサイのボスが、すんごい勢いで
尿を草にまき散らしている。マーキングといってるけれど、まあイヌのおしっこと同じなんでしょう。ただ、クロサイにはリードもついてないし、草原を自由に歩ける。だけど、
多くのクロサイは一角のツノが災いして、密猟にアラされ今や絶滅の危機という重い現実がのしかかる・・・のを気にする風もなく、国立公園のレンジャーが、クロサイを見つけると個体識別してステーションに連絡、いつも戦略地図でも描くように、どこにナンバーいくつのサイがいるのかを一目両全にしています。
おっと、次はジャッカルも登場。こいつは夫婦で同じ場所におしっこを引っかけ、強力に縄張り宣言。昨日のダーウィンが来た!でも同じことをやってたぞ、ふむふむと動物博士気取りになる。
それにしても、ンゴロンゴロがスゴイのは、こんな風に次々と動物を登場させ、小ネタを披露して次の動物にシーンを譲るという贅沢なところ。それを、円形劇場ンゴロンゴロと決めつけ、動物を役者と呼ぶ不思議な作者のセンスは、とてもあまりに素直で正直、暗喩直喩といった技法を越えた、正面からの解釈に善良な放送局の姿を見たりして・・・とひねくれぶる私も相当素直なのですが。
そう、わかりやすい結論や大団円もなく、ただ明日も多くの役者たちの舞台が続くとコメントして、90分の番組は終わりの文字をスーパーするのでした。
ほどよく、野菜のあじもしっかりスープにとけ込んだので、ホワイトソースに牛乳とわずかばかりのバターで風味を付け、メスが帰ってくると直ぐに夕飯を囲んだのでした。
珍しく夜8時の放送時間に帰宅したので、90分の長丁場を覚悟してチャンネルを合わせた。
今日はタンザニアのンゴロンゴロ自然保護区が舞台。今日の放送内容を2分程度に要約したオープニングでは、正直なところ、クレーターかどうか今ひとつ視覚的に実感できない。それだけ広大だと言うことなのだろうと納得して、お腹が減ったのでシチュー作りを
開始。こういうときは、キッチンカウンターでないため料理しながら画面を眺められない、この住処の間取りがまどろっこしい。タマネギとジャガイモ、カリフラワーそして
カブを一口大に切って、沸騰したスープに投入。同時にフライパンで、解凍した鳥もも肉をオリーブオイルで焼き色をつけていく。フライパンを火にかけたまま、一瞬リビングへ。おお、チーター兄弟が悩んでいる。平原の向こうにいるレイヨウに視線を投げたが、相手が大きすぎて諦めたというコメントが、何とも親切でおかしい。お、次はハイエナの登場か・・・じゃ、料理に戻ろうと思ってしまうのは、動物番組もタレント性に左右されるということか。きつね色になった鳥を鍋にいれて、もちろんフライパンの鍋肌も洗ってスープに加える。後は時間が味を付けてくれるから、弱火でコトコト。ふさおまきメスが
帰ってくる9時30分までは、テレビを見ることにしましょう。
といいつつ、リビングの円テーブルに座ると、夕刊も読みたくなり、どうしても画面に集中できない。というか、私はいつも2つ以上に気が行く、心の決まりになっている。集中力がゼロということなのでしょうね。ああ、今度はクロサイのボスが、すんごい勢いで
尿を草にまき散らしている。マーキングといってるけれど、まあイヌのおしっこと同じなんでしょう。ただ、クロサイにはリードもついてないし、草原を自由に歩ける。だけど、
多くのクロサイは一角のツノが災いして、密猟にアラされ今や絶滅の危機という重い現実がのしかかる・・・のを気にする風もなく、国立公園のレンジャーが、クロサイを見つけると個体識別してステーションに連絡、いつも戦略地図でも描くように、どこにナンバーいくつのサイがいるのかを一目両全にしています。
おっと、次はジャッカルも登場。こいつは夫婦で同じ場所におしっこを引っかけ、強力に縄張り宣言。昨日のダーウィンが来た!でも同じことをやってたぞ、ふむふむと動物博士気取りになる。
それにしても、ンゴロンゴロがスゴイのは、こんな風に次々と動物を登場させ、小ネタを披露して次の動物にシーンを譲るという贅沢なところ。それを、円形劇場ンゴロンゴロと決めつけ、動物を役者と呼ぶ不思議な作者のセンスは、とてもあまりに素直で正直、暗喩直喩といった技法を越えた、正面からの解釈に善良な放送局の姿を見たりして・・・とひねくれぶる私も相当素直なのですが。
そう、わかりやすい結論や大団円もなく、ただ明日も多くの役者たちの舞台が続くとコメントして、90分の番組は終わりの文字をスーパーするのでした。
ほどよく、野菜のあじもしっかりスープにとけ込んだので、ホワイトソースに牛乳とわずかばかりのバターで風味を付け、メスが帰ってくると直ぐに夕飯を囲んだのでした。
幾万の生物が明日も育ってく。
おしまい。って
ユニバーサルだと思います。