犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

蕎麦とフランス国旗

2017-07-29 23:47:51 | 食べる

 妻から、蕎麦屋なのにフランス国旗が出ている店がある、という話を聞いて、二人で出掛けてみました。

「ほんとだ。なんでフランス国旗なんだろう?」

 店の名前も変わっている。

工房 時

 工房?

 古民家を改造したようなしゃれた店内に入ると、老夫婦が迎えてくれました。

 メニューを見たときに、フランス国旗の意味がわかりました。

 この店は、十割そばも出すけれども、そばを使ったフランス料理のガレットも出すのですね。

 まずはビールにガレット。

 その後、十割そばを注文しました。

 12時前に行ったせいか、客は私たちだけ。いろいろ話を聞くことができました。

 ご主人の話では、ガレットが気に入って、以前、10か月ほどブルターニュに行って、ガレットの作り方を学んできたんだそうです。

 店の調度品も凝っていて、絵画なども飾ってある。

「あれはハイジですか?」

「ええ、私の友人がイラストレーターで、アニメの原画をもらったんです」

「うちの犬の名前がハイジなんですよ」

わが家にハイジが来ることになったいきさつなどを話します(リンク)。

「あちらは?」

「ああ、あれは私の作品です」

「仏像ですか?」

「ええ」

「この前会った大学の友人が、仏像彫刻を始めたって言ってました。カルチャーセンターで」

「池袋ですか」

「いえ、渋谷と言っていた気がしますが…」

「じゃ違うか。私の師匠は、池袋のカルチャーセンターで教えています」


 この店、今はランチタイムのみの営業で、8月は一カ月間バカンスをとるらしい。こんなところもフランス式です。

 そして9月からは夜の営業(ダイニングバー)を始めるとのこと。

 9月にまた来ようと思います。


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