犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

魔法のレストラン

2017-10-09 23:24:34 | 大阪暮らし

「今日、テレビの取材受けたよ」

 梅田の阪急百貨店に勤めている三女から家族のラインにこんなメールが入ったのは、9月の後半でした。

「なんていう番組?」

「水野真紀の魔法のレストラン」

「何チャンネル?」

「東京ではやってないらしい。大阪限定」

「残念!」

「じゃスマホで撮ってラインに載せるよ」

「ロザンの宇治原とかV6の長野くんが来た」

「取材の後、いっしょに写真とらせてもらった」

「いいなあ」

 よく行くフランス居酒屋に行くと、件の番組は関西では人気で、取り上げられると必ず行列ができるとか。

「いいですね。うちも取材してくれないかな」

 娘が働いているのはレストランではなく、お菓子屋さんなのですが、梅田のデパ地下で人気の店として取り上げられたらしい。

 水曜日の夜、教えられた時間に、テレビ画面にスマホを向けて収録しました。

 娘が出たのは10秒ぐらい。店長なので、店を代表して商品の説明と質疑応答をしていました。質問項目は事前に教えられていなくて、とっさになんとか答えたのですが、照れ笑いが激しくて、「笑ってるやん」なんていう大阪弁のテロップを入れられてました。

 放映直後のラインに

「私、なんてテレビ映り悪いんだろう。すごいブスに写ってた」

「そんなことないよ。かわいかったよ」

「ああ、明日忙しいだろうなあ」

「いいじゃん」

「まあね」

 あとで聞くと、翌日の売上は通常の2倍だったとか。それを見越してたくさん仕入れていたので、品切れは防げたもようです。


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