4日目の夜,本社ビルの屋上でシュラスコをするとのこと。主催者の社員から誘われて,参加することにしました。
屋上にシュラスコ(炭火焼き)をするための炉が設置されているというところがブラジルです。
ブラジルでは,シュラスコを主催できてこそ一人前の男とみなされる。今回の主人役は,ブラジル南部の担当者。主人が肉の買い出しから,切り分け,大串へのくし刺し,塩振り,炭火の調節,焼き加減の管理,焼けた肉の切り分けまでの一切を担当します。
会社では,定期的にこのようなシュラスコが主催され,腕に自信のある男性社員が回り持ちで「主人」を担当します。この日は,南米全体のリーダー会議があり,ブラジル各地,南米各国からリーダーが参集してきていました。ブラジル以外の国では,チリ,コロンビア,ペルーなど。アルゼンチンは新型インフルが猖獗を極め,その対策でリーダーは来られませんでしたが。
シュラスコで供される肉は,牛肉はピッカーニャをはじめ数種類,鶏の手羽先,豚の極太辛味ソーセージ。中心はピッカーニャです。1メートル以上あろうかという大きな鉄串に,肉の塊を突き通す。塩の振り方も豪快です。粒の粗い岩塩の粗塩を,大きな肉塊に思い切り振りかけます。
味を左右するのは一義的に肉の質ではないかと思うのですが,ブラジル人によれば,塩の振り方,焼き加減によってぜんぜん味が違う。「主人の腕」が味に出るとのことです。
共通語はポルトガル語とスペイン語でしたが,数人の日本人,日系人がいたので,通訳してもらいながら会話に参加できました。
肉が大きいだけに,焼き上がるまでに時間がかかる。その間に,やはり屋上に備えられている巨大冷蔵庫からビールが次々に運ばれてきます。
こういう場では仕事の話はしないのがエチケット。みな思い思いの話題で盛り上がります。特に盛り上がったのが「オカマ」の話題。一人,「オカマっぽい」と名指されている人がいて,よくピンク色のシャツを着てるなあ,などと言ってからかわれます。「ピンク」がオカマを象徴する色だそうです。ブラジルではこうした話題はタブーではないようです。
そのうち肉が焼き上がってくる。手羽先,ソーセージのように火の通りやすいものから順にテーブルに盛られ,後半にはお待ちかねの牛肉が運ばれてくる。その間,主人は酒を飲むひまもなく,肉の管理に当たります。牛肉の焼き加減は絶品で,その場にいたメンバー全員から称賛の声があがります。主人は頑張った甲斐があったというものです。
牛肉が出るころには,いつのまにかカシャーサも並んでいます。
「そういえばいいカシャーサが残っていたはずだ」
と社長。部下に取りにいかせます。でてきたのはボトルの周りが編み目状に覆われた,高級そうなカシャーサ。古酒だそうです。開封後時間が経っているという古さも加わって,味はまろやか。
すべての肉が焼き上がったところで,主人も酒宴に加わります。
7時すぎから始まったシュラスコは,11時を迎えてようやく終盤を迎えます。これが,すべて本社の屋上で行われるというのが,出張者からみると驚きでした。
屋上にシュラスコ(炭火焼き)をするための炉が設置されているというところがブラジルです。
ブラジルでは,シュラスコを主催できてこそ一人前の男とみなされる。今回の主人役は,ブラジル南部の担当者。主人が肉の買い出しから,切り分け,大串へのくし刺し,塩振り,炭火の調節,焼き加減の管理,焼けた肉の切り分けまでの一切を担当します。
会社では,定期的にこのようなシュラスコが主催され,腕に自信のある男性社員が回り持ちで「主人」を担当します。この日は,南米全体のリーダー会議があり,ブラジル各地,南米各国からリーダーが参集してきていました。ブラジル以外の国では,チリ,コロンビア,ペルーなど。アルゼンチンは新型インフルが猖獗を極め,その対策でリーダーは来られませんでしたが。
シュラスコで供される肉は,牛肉はピッカーニャをはじめ数種類,鶏の手羽先,豚の極太辛味ソーセージ。中心はピッカーニャです。1メートル以上あろうかという大きな鉄串に,肉の塊を突き通す。塩の振り方も豪快です。粒の粗い岩塩の粗塩を,大きな肉塊に思い切り振りかけます。
味を左右するのは一義的に肉の質ではないかと思うのですが,ブラジル人によれば,塩の振り方,焼き加減によってぜんぜん味が違う。「主人の腕」が味に出るとのことです。
共通語はポルトガル語とスペイン語でしたが,数人の日本人,日系人がいたので,通訳してもらいながら会話に参加できました。
肉が大きいだけに,焼き上がるまでに時間がかかる。その間に,やはり屋上に備えられている巨大冷蔵庫からビールが次々に運ばれてきます。
こういう場では仕事の話はしないのがエチケット。みな思い思いの話題で盛り上がります。特に盛り上がったのが「オカマ」の話題。一人,「オカマっぽい」と名指されている人がいて,よくピンク色のシャツを着てるなあ,などと言ってからかわれます。「ピンク」がオカマを象徴する色だそうです。ブラジルではこうした話題はタブーではないようです。
そのうち肉が焼き上がってくる。手羽先,ソーセージのように火の通りやすいものから順にテーブルに盛られ,後半にはお待ちかねの牛肉が運ばれてくる。その間,主人は酒を飲むひまもなく,肉の管理に当たります。牛肉の焼き加減は絶品で,その場にいたメンバー全員から称賛の声があがります。主人は頑張った甲斐があったというものです。
牛肉が出るころには,いつのまにかカシャーサも並んでいます。
「そういえばいいカシャーサが残っていたはずだ」
と社長。部下に取りにいかせます。でてきたのはボトルの周りが編み目状に覆われた,高級そうなカシャーサ。古酒だそうです。開封後時間が経っているという古さも加わって,味はまろやか。
すべての肉が焼き上がったところで,主人も酒宴に加わります。
7時すぎから始まったシュラスコは,11時を迎えてようやく終盤を迎えます。これが,すべて本社の屋上で行われるというのが,出張者からみると驚きでした。
シュラスコ本当に美味しそうです。
私も先日、逗子海岸の海の家で初めてブラジル料理を食べました。
豆の煮込みがご飯にかかったものとソーセージでしたが、美味しかったです。
今度はちゃんとしたレストランで食べようと思います。
>豆の煮込みがご飯にかかったもの
フェイジョンですね。中にホルモンが入ってたらフェイジョアーダ。
http://blog.goo.ne.jp/bosintang/e/4cb3f0b437363e0e2555e0d624adff13
これが気に入れば,ブラジル長期滞在が可能です。
毎日これですから。
そういえばブラジル料理のお店ってあまりみないような。
周辺の南米諸国の人々は,ブラジルは料理がまずいと言ってこぼしていました。