犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ブラジル便り~ビュッフェ

2009-08-02 22:19:21 | その他諸国便り
 二日目の夜,現地の社長(日本人)から晩餐に招待されました。

 高級な店で,入り口に待ち合わせのスペースがあり,全員揃うまで一杯やりながら待ちます。前回の出張ではこういうスペースでつまみを食べすぎて失敗したので,セーブします。

 全員が揃ってから奥のテーブルに通される。料理はビュッフェ形式で,野菜,肉,魚介類,デザートなどなんでも揃っている。いちばん奥にはシュラスコ(炭火焼き)もあります。

 すべてポルトガル語で表示されているので,ポル語のできる同行者に説明してもらいながら皿にとる。日本にはない野菜が多いので,翻訳不能のケースが多かったですが,私が密かに狙っていたゲテモノ系はほとんどないのが残念でした。

 2回ほど回るとすでにしてお腹がいっぱいになってくる。

 3回目にはシュラスコに立ち寄り,おすすめのピッカーニャ(お尻付近の脂の乗った部位)と,エビ,そして血のソーセージを焼いてもらいます。味付けは塩(岩塩)のみ。

 席で肉を食しながら駐在員が説明してくれるには,

「ブラジルの牛肉は水牛ですからあまりおいしくないんですね。日本人にはアルゼンチンの肉のほうが合いますよ」

とのこと。

(水牛?)

※ 不思議に思って,帰ってからネットを検索すると,ブラジルの肉牛の8割はクリオーリョまたはネローレと呼ばれる熱帯種で,背中にこぶがあるいわゆる「こぶ牛」。姿が水牛と似ているということのようです。一方,アルゼンチンは,アンガス,ヘレフォードなどのヨーロッパ種だそうです。(→リンク

 さて,酒のほうは最初セルベージャ,次にワイン(ブラジル産→アルゼンチン産),最後にカシャーサの順番でした。

 カシャーサは各テーブルにこの店お勧めのビンが2種類置いてあって,なくなるとすぐ補充される。一本は蜂蜜入りで,もともとカシャーサ自体が甘いところに,蜂蜜の甘さが加わる。社長がこれを気に入って,私もおつきあいをするうちに,すっかり酔っぱらい,車でホテルに送ってもらってすぐ爆睡しました。

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