
写真:アンドロメダ星雲
週一回のロシア語・オンラインレッスンで読んだロシア語のテキストに、「誕生日プレゼント」というテーマの文章がありました。
ある芸能人が、奥さんに星を買ってあげたという内容です。
「星を買う? 本物の星ですか?」
「そうです」
「星なんて、買えるんですか?」
「星そのものじゃなくて、名前を買うんです。お金を払うと、星に名前をつけてもらえます」
「だって、名前のない星なんてないでしょう?」
「星はいっぱいありますから」
(…)
星はあらかた調べつくされていて、たまに彗星などが発見されると、発見者の名前がつけられたりしますが、そんなに多くはないはず。
「ロシアではけっこう人気があります。私もお母さんに星をプレゼントしたことがあります。そんなに高くないですよ」
「そうなんですか…」
レッスンが終わってから調べてみると…
たしかに、日本でも「星に名前をつける」サービスを売り物にしているネット広告がいくつかヒットしました。
でも、国立天文台のサイトによれば、
最近、天体に名前をつける権利を商品化して対価を請求したり、地球以外の天体の土地を販売したりしている企業もあるようです。これに対して、天体の命名をおこなっているIAU(国際天文学連合)は、「そうした手順で付けられた星の名は正式なものではなく、公式にはなんの効力もない。夜空の美しさは、すべての人が無料で享受すべきものである」という主旨の声明を出しています。
ということです。
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