海の日の夜、高田馬場でミャンマー料理を食べました。
実は、初対面の男性との会食でした。
数日前、会社の同僚から、
「ミャンマーに関心があるという人がいて、ミャンマーのことについて知りたがってる。犬鍋さん、ミャンマーに行ったことありますよね」
と声をかけられました。
「二度ほど行ったけど、くわしいってほどじゃないですよ」
「いや、うちの会社ではくわしいほうだよ。学校の英語の先生なんだけど、会ってくれるかな」
ということで、私が会うことになり、この日高田馬場で待ち合わせたのでした。
会ってみると、私より2つ歳上の方でした。若いころにピースボートに参加し、アフリカやアメリカ、ヨーロッパなど、さまざまな国を回ってきたけれども、まだミャンマーは行ったことがないそうです。
最初に行った店は、栄通りの奥の方にある店でしたが、残念ながらお休み。駅の近くの私の行きつけの店も閉まっていました。しかたなく、その下の階にある「ヤンゴン」という店に。
ミャンマー風モツ炒めと、ダゴンビール(アルコール度数8%)を頼みました。
「今年になって、ミャンマーが脚光を浴びているので、一度行こうと思っているんです」
「数年前から民主化が進んでますからね。アウンサンスーチーさんが選挙で勝ったし」
「ティラワで大規模な工業団地の建設が進んでいるそうですが」
「ええ。ただ、ジェトロで聞いた話では、まだインフラの工事の最中だそうですよ。稼働するのは少し先でしょう」
「これから日本語ができる人材が必要になりますよね」
「ええ、ヤンゴンには日本語学校がたくさんありました。でも、講師が足りないようです。日本人が行っても、報酬が安すぎて仕事にならないんでしょう」
どうも、ミャンマーでの日本語教育に関心があるようです。
「ミャンマーは著作権なんていう意識がぜんぜんないから、日本で出ている本をそのままコピーして堂々と使ってますね」
この店にはカラオケの設備があって、あとから来たミャンマー人のお客さんが大音量で歌い始めました。
「店をかえましょうか?」
「じゃ、この店は私が払います」
出てみると、さっきまで閉まっていたいきつけの店がやっていたので、そこに入りました。
「ミンガラーバー(こんにちは)」
狭い店には先客のミャンマー人が数人いて、テーブルを一つ空けてくれました。
ここでは、日本の支援で黄金の三角地帯のケシ畑をそば畑に転換し、そこでとれたそばで作った焼酎を頼みました。
「数年前にミャンマーフェスティバルというのが、増上寺でありまして、安倍首相の奥さんがパネラーのディスカッションがあったんです。寺子屋式の学校を作ったり、いろんな活動をしているようです。安倍政権が続けば、ミャンマー支援事業も拡大するんじゃないですか」
その後もいろいろな話をしたと思いますが、例によってあまりよく覚えていません。
この店は、客だと思っていた人が料理を運んできてくれたりして、店と客が渾然一体となっているのですが、そのおばさんと「これも何かのご縁ですから」といって名刺交換したのは覚えています。
「今日はとても楽しかったです」
「あまりお役に立てなかったと思いますが」
私も先生もけっこう遠い所まで帰らなければならないので、11時ごろには帰路につきました。いつかミャンマーの地でなんらかのつながりができれば嬉しいです。
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