半年来なかった間に、マドリードの事務所が移転していたので、初めてのホテルに泊まりました。
「近場には、1泊14000ユーロと7000ユーロがありますけど、どっちにしましょう」
といわれ、今のレート(1ユーロ140円)を考えて、安いほうにしました。
ちょっと安すぎるかなという、不安がありましたが、その不安は的中しました。
コンドミニアム形式で、リビング、ベッドルーム(ツイン)のほかに厨房もあって、そうとう広いのですが、サービスがなっていない。
チェックイン時に、Wifiのパスワードを聞いて部屋でやってみたけれど、PCもスマホもつながらない。夜の9時に夕食に行くためにフロントで待ち合わせた同僚に聞くと、やはりつながらないという。それでフロントに聞いてみました。
「ああ、忘れてた。ごめんごめん」
(……)
私の部屋は、広めのベランダまでついていました。
喫煙ルームですが、外で吸うのが気持ちいいと思って、ベランダのドアを開けようとすると、鍵がこわれている!
(やれやれ)
外気は相当に冷え込んでいるため、部屋が冷えないように、ベランダのドアを外から閉め寄せました。
「ズーン」
重い扉はぴっちりと閉まってしまいました。
(!!)
あわてて外から開けようとしても、外側には取っ手がなく、指が引っ掛かるところがない。重いガラス扉は少々押してもびくともしません。
一人で勝手に締め出されてしまったのでした。
ベランダに釘でも落ちてないかと思っても、そんなに都合よく落ちているわけもなし。ベランダから手が届く所に枝があったので折り取って、ドアをこじ開けようとしても、二枚の扉が重なるところに隙間がまったくないので歯が立たない。
ベランダは隣の部屋とつながっているので、助けを求めるか。どろぼうと間違われて射殺されたらどうしよう。
体はだんだん冷えてくる。
ああ、そうだ、スマホがあった、同僚に助けを求めよう。
でも、最後にもう一度試してみようと思って、ガラスに両手のひらを押しつけて、すべらないように注意しながらグイッと横に力を込めたら…、
開きました。
ふーっ。
そのほかにテレビのリモコンも壊れているし、クローゼット内の電球も切れているし、石鹸も補充されないし…。
ま、安いから仕方ないんですけどね。
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