レポート提出期限の1月19日まであと1週間。
残されたレポートは3本。ここまで書けない状態が続いていると、ある意味、書けない存在である自分自身を褒めてやりたくなってしまう(笑)。人間、死ぬべきときには、どう足掻いても死ななければならないのと同様、書くべきときには、どうしても書きたくなるのであろう。
武蔵野大学大学院において、修士論文(特定課題研究演習)の口頭試問で落とされた事例は聴いたことがない。例年、発表者に近似する学生が修了していく。本学における「最大の鬼門」は、やはり、私が苦しんでいる「レポート」といえるのである。
通常のレポートは2,200字~2,600字。単位認定申請レポートは1,400字~1,800字。年間20単位をレポートのみで取得すると、再提出がなかったとしても、通常レポート1科目4通×5科目+単位認定申請レポート1科目1通×5科目となり、最低でも、年間51,000字、最大61,000字を書き綴らなければならない。
しかも、容赦なく提出期限は10日ごとにやってくる。提出すると、採点のため、概ね20日~30日は返ってこない。第2レポート、第4レポートは、それぞれ、第1レポートと第3レポートの採点済レポートに課題が記載され返却されるため、戻ってこない20日~30日の間に準備することは不可能な仕組みとなっている。
このレポート地獄に、多くの学生が沈むのである・・・
そもそも、一般社会人が大学院レベルのレポートを提出することが、人生で何度あることだろうか?社会人通信教育で、たまたま、大学院レベルの課題があれば(例えば、××大学MBAコースとか)、なんとか触れることができるぐらいだろうか。しかし、このケースでは、採点者は「書き方がおかしい!」と叱ってくれないのではと危惧している。
今まで、大学院でレポートを何通書いてきただろう?ざっくり考えると、産業能率大学大学院では2単位もの1科目で2~3通。明星大学大学院では4単位もの1科目で2通。武蔵野大学大学院では4単位もの1科目で3~5通。放送大学大学院は、本当に申し訳ないのだが、単位取得のために提出するレポートは大学院レベルとは言いがたいので、修士論文作成におけるレポートの3通のみカウント(だって、マークシートだったり、引用文献・参考文献の記載できないレポートは、どう考えても大学院レベルとは言えないから・・・)。で、今回の武蔵野大学大学院人間学研究科仏教学専攻の22通。修士論文の単位を除くと、産能32通+明星19通+武蔵野39通+放送3通+武蔵野22通=114通のレポートを書き綴ってきた。にもかかわらず、この場に及んで、まだ「書けない、書けない・・・」とほざいているのだからどうしようもない。
とはいえ、書かない限り、成果物は生まれない。そして、成果物がない限り、評価もなされないわけで・・・されど、文献研究といった学習期間のない場当たり的なレポート提出は、全くもって学習にならないし、お忙しい中、貴重な時間を割いて、採点してくださる先生に対し失礼といえよう。己の学位取得という「我欲」を満たすため、なんら参考文献に当たらず、勝手気ままに書かれたレポートを採点させられる先生も哀れである。
「フラ夫も、悩む前に書けばいいのに・・・」と思われる方もおられるかもしれないが、書くためには本を読まなければならない。しかも、出来るだけたくさんの参考文献。あるいは採点される先生のご著書も可能な限り読んでおきたい。それが最低限のマナーだと思っている。ゆえに、私の場合、4月、5月、6月・・・といった、早い段階でレポート提出ができるわけないのである。
各科目、最後のレポート。これを出せば楽になれるが、もう、このレポートしか出すことができないのである。そんな状況において、生半可な気持ちでレポートを提出することができるだろうか?毎日毎日書くべきレポートを頭の中でシミュレーションし、あるいは、各科目のスタディガイドには、キーワードや、レポートの断片が書きなぐられている。そのようなギリギリの状況で、何を書くべきか、何を書かざるべきかを迷い、悩み、苦しんでいるのである。
しかしながら、そろそろタイムリミット。この1週間以内に、すべては決着するのだから。