名古屋単身赴任時代の秋の風物詩と言えば「栗きんとん」。
「栗きんとん」は「栗金団」ではない。あの、甘ったるい「栗金団」と、素朴かつ甘みを極力抑えた「栗きんとん」を同一視したなら、岐阜県民からどつかれるだろう。「栗きんとん」は栗の風味を最大限に活かした高級和菓子である。
その「栗きんとん」、東京で入手するのは困難だ。理由は簡単、日持ちしないから。「すや」の栗きんとんなんか数日ほどしか持たない。とはいえ、日持ちしない和菓子は美味しいという不文律みたいなものがあるので致し方ない。
その栗きんとん、たまたま出張販売で入手することができた!
賞味期限は・・・やはり短い。
3個入りで980円!やっぱり高い。
これが栗きんとん。
う~ん、素朴な味わいが最高!栗きんとんを食べないことには、名古屋の秋は来ない。偶然とはいえ、東京で栗きんとんが頂けるのは幸運である。
本当は、中津川とか恵那の栗きんとんをバラバラで10個ぐらい購入して食べ比べしてみたいのだが。そう、お店によって甘みとか、栗の濃し具合とか違うので、微妙に味が変ってくる。すや、川上屋は鉄板だが、他にも有名どころがあるので、名古屋にいたことはデパートの出張販売巡りをしたものだ。