生涯学習の部屋

資格取得数241。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

読書の基準!

2007年06月17日 07時29分06秒 | 読書
「フラ夫さんはよく本を読んでますね」と言われる。一般社会人と比べると、よく読んでいるんだろうな~

かつて、就職の際の履歴書には「1日1冊」と書いたのだが、役員面接で、「最近どんな本を読みましたか?名前をあげてください」といわれて困ったものだ。

その手の質問は、当時、やはり年1000冊ほど読んでいるものにとって、愚問にしかない。本の名前を覚えるために読んでいるのではない。作者のDNAを引き継ぐために読んでいるのだ。作者が命を削って書き上げたものを、作者が生きた証として、私が引き継ぐ。そのような作業をこなしているに過ぎない。

速読ではないのだが、かなり早い。このような読み方だと、言葉の意味を暗記することは不可能だ。その考え方とプロセスを学び取る。

で、その読書の基準としては、以下のとおりである。

1.すべてのページを読む
ページの見出しだけ読んで、年何百冊読んだという著名人もいるが、それは、詐欺だ。その場合、「本を読んだ」という言葉を使う必要はない。「見出しを眺めた」と言うべきである。最後の最後の1行に心を打つ言葉が書かれているかもしれないのだ。どのような愚書であろうと、読み始めてしまった以上、運命と思って、最後の1行まで、読むべきだ。作者は、最後の1行まで、自分の思いをこめて書いているのだから。

2.雑誌・漫画はカウント外
雑誌は読書ではない。漫画も読書ではない。読書とは読んで字のごとく、書物を読むことだと確信している。これもカウントするなら、毎年、1000冊は軽く超える。

3.子供の本はカウント外
子供も図書館からよく本を借りてくる。部屋に落ちているので、ついつい読んでしまう。多くは、昔、読んだ本なので、懐かしくもすぐ読めてしまう。しかし、それは、大人となった私の読書冊数ではカウント外だ。

4.推理小説はカウント外
今となってはほとんど読まないが、推理小説は「DNA引継論」的読書ではないのでカウント外だ。

5.年間100万円分読む
図書館で借りた本も含めるが、金額でも縛っている。2000円程度の本を500冊でちょうど100万円。ちゃんと集計を採り始めたのは2003年からだが、奈良在住時代のほうがよく本をよんでいたので、ここ10年は続けている習慣である。

そもそも、中学時代に所属したクラブのひとつに読書クラブがあった。当時、時間があったので、図書館にある大半の本を読んだものだ。そこから、読書が好きになったのかもしれない。

いや、それ以前に、寝屋川市の図書館で、1人5冊しか借りれないところを、家族全員のカードを作って、毎回20冊借りていたのを思い出した。小学校時代から読んでいたんだ!


しかしながら・・・

読書に対しては、醒めた目で見ている。ベストセラーを読まなければいけないというのは、出版社の術中にはまっているみたいなので、極力避けている。そう、根が偏屈な天邪鬼なのだ。大体、過去の名著を差し置いて、ぱっと出た本にすぐに飛びつくなんぞ、私にはできない。

ましてや、年間数冊しか読んでない人が、そのベストセラーを「こんなにいい本はない!」なんて断言するのは片腹痛い。本を推薦するなら、少なくとも、それをよいと帰納的に証明できるくらいの読書をしてから推薦してくれ。最低、100冊は読んでほしい。なぜなら、私自身、100冊読んで数冊程度しか、推薦できるような本には出会わないから。

長々と書いてきたが、読書はあくまで自然体で。あまり肩肘を張ると、読書は面白くなくなってしまう。手にした本が運命の本。とりあえず、ページをめくり活字を追ってみよう。それが、活字としてしか入ってこなければ、その程度の本。逆に、活字ではなく、思い=思想として入ってくるなら、非常によい本だと私は思う。

そして、あまりに良書で、読破に1時間以上かかった本については、できるだけ、このブログで紹介していくこととしたい。ただ、基準は私の独断と偏見ですが。


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