今日は車の設備・水道の逆止弁修理の話しです。
興味のない方はスルーして下さい。
キャンピングカーではタンクからポンプで汲み上げ蛇口に水を送っている。
秋の車旅の途中二つの蛇口の内、生活用水の出が悪くなった。
生活用水は貯湯タンクで温めたお湯と水を混合して蛇口に出るようになっているが、ポンプのスイッチを入れても直ぐに吐水しなくなった。
貯湯タンクに繋がっているホースに逆止弁を入れているが、止水の役目を果たさず水が逆流し貯湯タンク内の水圧が下がっている様だ。
その為ポンプを動かしてもタンク内の水圧が上がる迄、タイムラグを生じてチョロチョロとしか出なくなった。
過去にも逆止弁が止水漏れを起こし修理した前科がある。
その逆止弁は生活用水タンクの上に設置されている。
逆止弁の蓋を開けるとこの様になっている。
ポンプのスイッチをオンにすると丸で囲った弁が右に押し出され、水は左から右に流れる。
スイッチが切れると水の流れは止まり、内蔵しているバネで弁が閉じる仕掛けになっている。
右側のホースから貯湯タンクの水圧で、更に弁は強く押し付けられ水が逆流しないようになっている。
前回の漏水では薄い弁に2mmの合成ゴムをカットした弁を加え2枚にして強化していたのですが、それでも今回の旅で止水機能を果さなくなったようだ。
古い弁の中央が2枚とも水圧で膨らんでいます。
1mmの柔らかいシリコンシートと3mmの合成ゴムシートで新しい弁を手作りしました。
これを組み込み蓋を閉じ試すと、正常に吐水するようになった。
ところがタンク上の逆止弁脇から水が滲みだしていた。
逆止弁の枠にひび割れが出来ていた。
改めて取り付ける前の写真を見直すと、既にヒビ割れが生じていた。
万事休す!!
今まで水が滲みだしていなかったことは幸運と思うしかなかった!
新しい逆止弁に取り換えるしかない。
ビルダーのパーツセンターに在庫が無く、その他色々と調べたが合う逆止弁が見つからなかった。
この際に高耐圧逆止弁に取り換える事も検討したが、ホースの径が合わなかった。
径の違いを調整する部品を介在する事も考えたが、現在の物でも10年以上使えていたので、次の入荷を待つ事にした。
手作りした弁はそのまま使えるので無駄にはならない。
それまで生活用水はつかえないが、出掛ける予定もないので待つ事にした。