写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

竹ヒゴに必要な青竹を伐りに行った

2024年12月08日 | 思い出
私が習っている竹細工教室では、竹ヒゴの元になる竹伐りから行っている。
昨日はその竹伐りに行ってきた。
昨年も同じことを書いたが、私には大きなイベントの一つなので書く事にしました。

ヒゴに使う竹は3年物を使う。
1年物は春に芽を出した時の筍の皮が根元に残っているのですぐに分かる。


でも我々には2年と3年物の見分けは出来ない。
その為1年物と分かる今の時期に、竹に色のついた目印のテープを巻いて置く。
テープの色を年毎に違える事で、3年目の竹と分かるようにしている。
右のテープは色褪せているがピンク色で3年物である。
左の青色のテープの竹は2年物である。

作業は、その3年物の竹を鋸で伐る事からスタート。


竹の節は根元に近い所が一番短く、上に行くほどその間隔は長くなる。
節が短い部分はヒゴに適さないのでメジャーで測り、ある一定の長さ以下は切り捨てる。



それより上の部分は6節毎に切り揃え、竹林から運び出す。



運び出した後、竹の節に穴を開ける作業を行う。
これは後日油抜きで茹でるが、その時に熱で竹を破裂させない為である。
方法は簡単で、一番上の節に50cmほどの太い鉄筋を挿し込む。


それを持ち上げ地面に置いた台に力強く打ち降ろすと、鉄筋の重さと打ち付ける衝撃で全ての節が一気に穴が開く。
後は、それを小屋に立て掛け、2ヶ月ほど自然乾燥させる。
今回の作業はここまでである。



根元に近い部分の竹でも節の間隔が短いだけでヒゴにする事は出来る。
油抜きをしない青竹でヒゴを作り作品にする事も出来るので、私もこの中から1本を選んで持ち帰った。
それでも残った竹は2ヶ月後の油抜きで薪として燃やす事になる。


次の油抜き作業まで青竹は小屋の中で静かに待ってっ貰う事で、今回の作業は完了した。
余談だが昨年は蒸したサツマイモを、今年は茹でたサトイモの差し入れがメンバーから有った。


各人に配られ醤油と味噌タレで食べたが、中々美味しかった。


仲間とワイワイと賑やかな作業はあっと言う間に終わった。
教室外での交流は絆を深めるひと時でもある。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふくろうキャンカー)
2024-12-09 14:26:51
もう来年用の竹取ですか?
前回分は使い切りましたか。
竹取も良い物を取るためには苦労しているんですね。
又いい作品を見せてください。
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Unknown (写楽湯遊)
2024-12-09 18:10:48
ふくろうキャンカーさんへ
失敗を重ねながらやっていますので、廃棄することもありほぼ使いきります。
今回切り出した青竹は2ヵ月乾燥させ、油抜き後1ヵ月以上太陽に曝します。
ヒゴに出来るのは来年の春以降になります。
何れにしても竹細工は時間潰しには最適ですよ🎵
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Unknown (kenharu)
2024-12-09 20:16:34
何でも売っている時代なのに、山で竹採りをするところから製品作りまでというのが凄いです。おまけに道具まで手作りですから。
他の趣味ではなかなか無いんじゃないですか。
まるで重要無形文化財ですね。
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Unknown (写楽湯遊)
2024-12-09 20:53:11
kenharuさんへ
竹細工を始めて間もなく3年になりますが、奥が深くて・・・始めるのが遅すぎました。
でも、ビギナーの私でもそれなりに楽しめます。
縄文時代の発掘跡から竹細工が出土し、その時代から竹細工は有ったそうです。
竹細工の職人技は無形文化財と言えるかも知れませんね!?
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