クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

新柳二橋~柳橋花街の消滅と、永井荷風「新橋夜話」

2011-12-21 | 本と雑誌

二・三日前のしんぶんを

せいり(整理)していたチットが、

「柳橋「最後の花街」解体 名門料亭・いな垣」(東京新聞)

というキジ(記事)に、目をとめました

いながきというお店は、

花まち・やなぎばし を

代表する

ゆいしょ・正しき「高級料亭」で、

あの、田中角栄・もと首相も、

「ここで派閥の旗揚げを行った」

そうです

クリンも、

やなぎばしについては

「吉次姐さん※みたいなかっこよくて・美人の芸者さんがいる」

ってことで

ちょっとばかし・知っています。(※はいからさんが通る)

江戸繁昌記 柳橋新誌 (新 日本古典文学大系)

れきしにくわしい・チットによれば

ここには

「気風がよく

 自尊の気概を見せ

 その場その場にふさわしい身の置き方をし

 当意即妙の応対ができる」

めいじ(明治)時代のオピニオンリーダー・「成島柳北」の

りそう(理想)と

ぴったりイッチする

おねえさんたちが、たくさんいたそうです

でも

時のながれとともに

花まちのお店はきえ、

小イキでアダな ねえさんや、

江戸のおもかげ・メイジのおもかげが

すみだ川のほとりから

きえうせていったようです。。

095_2 <永井荷風「新橋夜話」を読むクリン>

かふう・おじさんの時代でも

江戸シュミ(趣味)や江戸文化は、

かろうじて 「花柳界」のなかにのみ

うけつがれているって、

かいてあります

かふう・おじさんみたいな

花まちのたつ人だけでなく、

明治・大正時代には

「花柳小説」が、

いっぱいかかれたんだよって

チットが言っていました。

096 「牡丹の客」~いつもながらに男女のグダグダをえがくのがうまい、かふう・おじさん

この、「ぼたんの客」も入ってる

「花柳小説名作選」

っていう本の

あとがきで、

丸谷才一・おじさんも、こう言っています。

「花柳小説の書き方には、

 一人の女の生きてゆく姿を、

 春夏秋冬の 移り変わりみたいなものとして捉え

 そこに、あわれをおぼえ、人生をみる、ということにある。・・・」

・・・・・

じょうちょを作ってた、

花まちと、ねえさんたち

 

またひとつ

すてきなおもかげが

なくなってしまい、

さびしくなってく、江戸をおもう クリンです。

                                                                                 

 

 

 

 

 

 

 

 

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