「玉鬘」との関わり方
を 見ても、
だいぶ 中年の ネチネチかん(感)が
出てきた、「光源氏」。
位人臣を きわめ、
全てを手にした、彼がおかした、
「人生最大のミス」
が
晩年の
「女三宮との結婚」でした。
ことの ホッタン(発端)は、
光ゲンジの兄、
「朱雀院」の
なやみから はじまります。
出家が決まり、
娘の 女三宮の行く末が心配になった、
すざく院。
と
考えた末、
宮廷を しょうあく(掌握)する弟、
「光源氏」に 目をつけました
ゲンジ、このとき、
age・40。
(・・・これから、若い妻をもらう?)
ありえない申し出に、
こんわく(困惑)します
・兄院の不遇な過去、
・兄院の女(朧月夜)をうばった負い目、
を 思うと、
むげに ことわれず、
また
女三宮が、「藤壺の宮の血縁」ということも わかり、
思わず
OKして しまったのです
さいあい(最愛)の女性、
むらさきの上を
ふかく きずつけます
「光源氏の一の人」
と、
自他共に みとめてきたのに、
若い宮さまが、
「正妻待遇」で来る・・。
人生の おとし穴を
目の前に、
立ちすくむ・むらさきの上
一方、
光ゲンジも、
むらさきの上の「絶望の微笑」を
見るにつけ、
自分のおろかしさに、
めまいを おぼえるほどでした
ゲンジは もっと
こうかい(後悔)します。。
ももの花のごとき
かわいらしい、女三宮は、
「精神年齢」も
話にならないほど ひくい、
ただの
お人形でした
わけのわかんない・うちに、
間男に
にんしん(妊娠)させられてしまう
ボーっとした、
お姫さま
(まだ、ガキだな。)と
なめていたら、うらをかかれ、
がく然とする 光ゲンジ
ですが、
すべては
後の祭り・・
ふぎ(不義)の子を、
自分の子として
育てることに、
なってしまったのでした
(※次回は、女二宮です)