昔、
宇治の山荘に、
「八の宮」という
しんのう(親王)が
八の宮には、
たいへん美しい 2人の娘、
大君と、中の君
が
いました。
(イメージ:あじさい)
(イメージ:芍薬)
どっちも、
超・美人
貴公子・「薫」です
かおるは、
光ゲンジの子として
育てられますが、
(実父はどうやら違う)
ということに なやんだ、
ビボウ(美貌)の 青年です
この モヤモヤを
払ってくれるかも・・・
と 思い、
宇治にやってきました
そこで、
おくゆかしく、
しっとりした
大君を見て、
(こんな女性に、
自分の気持ちを話せたら・・)
かおるは ねがいました
父の言いつけで
(一生・この宇治で
かたい・人生を送ろう )
と
心に決めていて、
かおるが
いくら、アプローチしても
ふりむいて・くれません
しまいには、かおる
を、妹・「中の君」と くっつけようとします
この
かたくなさは、
大君が 病気がち・・
ってことも 原因していて、
じっさい 大君は、
まもなく 亡くなってしまうのですが、
に、
おもいを
よせていなかった はずはなく、
大君は
かおるに、
心をささげて 死んでいきます
(※次回は、中の君です)