クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

大君を花にたとえると・・~クリン宇治十帖・1

2014-06-11 | クリン源氏物語

昔、

宇治の山荘に、

「八の宮」という 

しんのう(親王)

261 ひっそり・住んでいました。

八の宮には、

たいへん美しい 2人の娘、

大君と、中の君

いました。

Img_1704 姉、おおいぎみ(大君)は、知的で おちついた性格

(イメージ:あじさい)

Img_6887 妹、なかのきみ(中の君)は、すなおで かれんな性格

(イメージ:芍薬)

どっちも、

超・美人

286 さて、この2つの花たちを 見出したのが、

貴公子・「薫」です

かおるは、

光ゲンジの子として

育てられますが、

(実父はどうやら違う

ということに なやんだ、

ビボウ(美貌)の 青年です

284 「仏道に励む 高潔な人物」と、うわさされる・八の宮なら、

この モヤモヤ

払ってくれるかも・・・

と 思い、

宇治にやってきました

そこで、

Img_7072 一目ボレ しちゃった相手が、おおいぎみ(大君)

おくゆかしく、

しっとりした 

大君を見て

(こんな女性に、

 自分の気持ちを話せたら・・)

かおるは ねがいました

Img_1699 ですが、大君は、

父の言いつけで

(一生・この宇治で

 かたい・人生を送ろう )

心に決めていて、

かおるが 

いくら、アプローチしても

ふりむいて・くれません

Img_1697 しまいには、かおるを、妹・「中の君」と くっつけようとします

この

かたくなさは、

大君が 病気がち・・

ってことも 原因していて、

じっさい 大君は、

まもなく 亡くなってしまうのですが、

Img_1684 人生で、はじめて出会った、「美貌の好青年

に、

おもいを 

よせていなかった はずはなく、

大君

かおるに、

心をささげて 死んでいきます

(※次回は、中の君です)

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