「関口芭蕉庵」を出て、
すぐよこの むなつきざか(胸突坂)を上がると、
「ひ~い・・ふう・・」 (急坂)
そこはかつて、大名・細川家の ナワバリだった、広大なしき(敷)地。
その中に、現在、
2つの文化しせつ(施設)が
たっています。
ひとつは、えいせい(永青)文庫
細川のとのさま・末えい(裔)のコレクションと、
細川家伝来品をあつめた、びじゅつかん(美術館)です。
(※今の理事長は、もと首相の細川護煕さん)
細川こうしゃく(侯爵)家の「事務所」だった・たてものが使われていて、
くつろぎのスペースもあり、
有名なクロネコ(黒猫)も すんでいます (菱田春草)
そして、永青文庫の おとなりにたつ、もうひとつの文化しせつ(施設)が、
わけいじゅく(和敬塾)です
昭和初期、細川家当主(細川護立)は、この地に、西洋かん(館)をたてました
「細川侯爵邸」です http://www.wakei.org/honkan/architecture/outside.html
それは、
「和敬塾」の本館として、
いまもそのまま のこってる・・
「和敬塾」は、「細川侯爵邸」の しき(敷)地を買いとった・じつぎょう(実業)家が、
男子大学生のためにつくった
りょう(寮)です
かつて、早稲田大学生だった、村上はるき(春樹)さんも
ちょっとの間、
入っていたことがある、
「礼儀と人脈を大切にしようぜ」
という
大学男子の 巨大下宿なのです
50大学から成る、
600人の男子大学生(留学生込み)が
あつい・青春を おくる場所・・
さすがは、文京区です
(つづく)